状況依存ヘルプマップファイルの作成と使用

CSH マーカーを適用して FrameMaker 文書中のコンテキスト固有のヘルプの場所を特定します。 次に、拡張子 .h の付いたヘルプマップファイルを作成する必要があります。アプリケーション開発者は、マップファイルを使用して対応するヘルプトピックにアプリケーションの特定の部分(例えば、 ダイアログボックスまたはメニューアイテム)をフックします。

  1. FrameMaker ソースの CSH マーカーを追加します。

  2. 任意のテキストエディターでテキストファイルを作成し、次のようにファイルに名前を付けます。

    <ソースブックまたは文書名>.h

  3. FrameMaker のソースフォルダーにマップファイルを配置します。

  4. 文書で適用する各 CSH マーカーの場合、マップファイルに次のように 1 行の項目を作成する必要があります。

    #define <map ID> <map number>
    マップ ID

    CSH マーカーに対して特定する名前

    マップ番号

    アプリケーション開発者によって提供される一意の数字 ID。ただし、プレースホルダーとしてランダムな数字を設定できます。

    参考までに、FrameMaker の発行手順ではサンプルマップファイルも作成されます。

    1. 文書の発行手順を実行します。

    2. Windows Explorer を使用して出力フォルダーに移動します。

      ソースコンテンツに定義済みの CSH マーカーがある場合は、 <ソースブックまたは文書名>.h ファイルが出力フォルダーと同じフォルダーレベルに作成されます。

      例えば、ブック出力の名前が framemaker-publisher.book である場合、マップファイルの名前は framemaker-publisher.h になります。

    この .h ファイルを参照用に使用して、マップファイルを作成することができます。

    作成するマップファイルの形式は、この .h ファイルと同じ形式にする必要があります。

    Important: <ソースブック名またはソース文書名>.h ファイルは、出力フォルダー内ではなく、出力フォルダーと同じレベルのフォルダー内に作成されることに注意してください。
  5. すべての CSH マーカーをマップファイルに追加後、マップファイルを製品開発チームに渡します。

    製品開発チームはファイルに含めた一意の ID を使用できます。 または、製品チームは ID を変更して、必要に応じて更新されたファイルを戻せます。

  6. 更新されたマップファイルを FrameMaker のソースフォルダーにコピーします。

    ファイル名が <ソースブックまたは文書名>.h であることを確認します。

  7. 発行手順を実行します。

    CSH マーカーは発行済み出力のアンカーとして含まれています。 製品の状況依存ヘルプ機能をテストできます。

アプリケーションの状況依存ヘルプを実装するには、文書の CSH マーカーを上記のとおりに含める必要があります。 また、製品チームもアプリケーションに機能を追加する必要があります。 アプリケーションに状況依存ヘルプ機能を含める方法についての詳細は、『RoboHelp の使用ガイド』の「開発者用状況依存ヘルプ情報」を参照してください。