エレメントの固有 ID 属性の自動生成

固有 ID 属性値をエレメントに自動的に割り当て、構成ファイルメーカーを使用するように Adobe FrameMaker をセットアップする方法について説明します。

FrameMaker では、固有 ID の自動割り当て先である構造化アプリケーション内のエレメントを定義できます。

例えば、@id 属性が含まれている<section>エレメントが、構造化アプリケーションに含まれているとします。構造化文書に<section>エレメントを追加するたびに、FrameMaker で固有の ID を確実に自動生成するようにルールを作成できます。ルールを作成すると、FrameMaker はその固有 ID を<section>エレメントの @id 属性に自動的に割り当てます。

構造化アプリケーションの自動生成ルールを定義するには、次の手順に従います。

  1. エレメント > 設定ファイルメーカーを起動を選択します。

  2. 設定ファイルの設定ダイアログで、ID の生成ルールを定義します。

  3. 「保存」または「別名で保存」をクリックして、設定ファイル(.xml)に ID 生成ルールを保存します。

    既存の設定ファイルで定義されたルール一式を読み込むには、「設定ファイルを読み込む」をクリックします。

  4. これで、設定ファイルを構造化アプリケーションに追加できます。

設定ファイルの設定ダイアログで、以下の設定を構成できます。

ID 接頭辞
FrameMaker が自動生成する ID の前に追加されるテキストと番号の組み合わせです。
ID を属性に割り当て

FrameMaker が自動生成された ID を割り当てる属性の名前です。

どの属性に ID が割り当てられるのかを FrameMaker に任せる場合は <auto> を選択します。

注: FrameMaker が ID を割り当てる属性を指定することができます。
エレメントの場合

上記の属性を含むエレメント名をリストに入力することで、FrameMaker は指定したエレメントだけに ID を割り当てます。

注: 新しいエレメント名を入力するたびに、エレメントのリストが増加します。つまり、「ID を属性に割り当てる」で指定した属性を含み、FrameMaker が ID を割り当てるエレメントを好きなだけリストに入力できます。
属性を持つエレメントの場合

属性の値を使用してエレメントを指定することもできます。

これは、指定された属性を含むすべてのエレメントに FrameMaker が ID を割り当てていることを確認するために属性名を定義できることを意味します。例えば、@audience 属性を持つすべてのエレメントに、FrameMaker が ID を確実に割り当てるように設定できます。ただし、上記で説明したとおり、ID は「ID を属性に割り当てる」フィールドで指定した属性に割り当てられます。

また、上記の属性のルールに属性値を追加することもできます。例えば、FrameMaker が @audience 属性および admin という値を持つすべてのエレメントに ID を確実に割り当てるようにできます。

さらに、複数の値を指定すると FrameMaker はそのいずれかの値に基づいて ID を割り当てます。@audience の例として、adminend-user などの値を指定できます。この場合、エレメントに @audience 属性が含まれており、属性の値が admin または end-user であるときに、ID が割り当てられます。

注: 新しい属性名を入力するたびに、属性リストが増加します。