DITA Open Toolkit と Adobe FrameMaker で DITA ファイルを公開する方法について説明します。
デフォルトでは、FrameMaker は DITA Open Toolkit 3.3 を使用します。ただし、DITA-OT 3.0 と 2.3 のパッケージも FrameMaker をインストールするときにインストールされます。別のバージョンの DITA Open Toolkit をすでにインストールしている場合、dita 初期化ファイルを編集するか、DITA-OT をカスタマイズダイアログによって DITA Open Toolkit パスをカスタマイズできます。
1 回だけ変更するときには、ディレクトリパスを変更できます。その場合、DITA Open Toolkit を使用して出力を生成できます。
FrameMaker のデフォルト DITA-OT ディレクトリを dita 初期化ファイルを使用して変更するには、次の操作を行います。
以下の現在のユーザープロファイルフォルダーで、ditafm.ini ファイルを開きます。
%appdata%\Adobe\FrameMaker\17\ditafm.ini
次のテキストをファイルに配置します。
DitaDir=%FMHOME%\fminit\ditafm\DITA-OT
DITA-OT の代替フォルダーを指定するように、DitaDir
の値を変更します。
以下に例を挙げます。
DitaDir=C:\DITA-OT_3.2.1
FrameMaker を再起動します。
新しい DITA OT パスがDITA 出力の生成ダイアログに入力されました。
FrameMaker のデフォルトの DITA-OT ディレクトリを DITA-OT をカスタマイズダイアログから変更するには、次の操作を行います。
DITA-OT 出力の生成ダイアログを開きます。
を選択して、「カスタマイズ」ボタンをクリックして「DITA-OT をカスタマイズ」ダイアログを開きます。
設定に従ってパラメーターを変更し、「OK」をクリックします。
以下のパラメーターは、DITA-OT のカスタマイズダイアログで指定できます。
カスタム DITA-OT へのパスを指定します。FrameMaker のインストール場所を示す %FMHOME%
変数を使用できます。このパスは、その他の関連フォルダーのパスの指定に使用できる DITA_DIR
変数に保存されています。
Ant スクリプトのフォルダーのパスを指定します。このパスは、ファイルシステムの DITA-OT ディレクトリを基準とします。
Ant インストールフォルダーのパスを指定します。
Java ライブラリのパスを指定します。
Ant ビルドのスクリプトファイルのパスを指定します - build.xml。このパスは、ファイルシステムの DITA-OT ディレクトリを基準とします。
カスタム DITA-OT プラグインに必要な追加パラメーターを指定します。