DITA オプション

FrameMaker の DITA オプションダイアログを使用して、DITA トピックのさまざまなオプションを設定およびカスタマイズできます。

FrameMaker の DITA オプションダイアログでは、DITA バージョンや自動読み込み設定などのオプションを設定して DITA トピックファイルを開くことができます。

DITA オプションダイアログを使用すると、一般、取り込みおよび書き出し関連の DITA オプションを設定できます。DITA オプションはオーサリング環境に対するグローバル設定です。 つまり、オプションに加えられた変更は作業中のすべての DITA ファイルに影響を与えます。

DITA オプションダイアログを開くには、構造 > /DITA > /DITA オプションを選択します。

図 1. DITA オプションダイアログ
FrameMaker の DITA オプションダイアログでオプションを設定

DITA バージョン

デフォルトでは、FrameMaker は DITA 1.3 を使用するように設定されています。このオプションを使用すると、以前のバージョンの DITA で作成された文書を開いて作業できます。ただし、DITA 1.3 のみで使用できるエレメントや属性を追加してトピックを保存する場合、トピックは DITA 1.3 に変換されます。後でこのトピックを以前のバージョンの DITA で開こうとすると、検証エラーになります。

新規タイプ

新しいトピックを作成するときに FrameMaker が使用するデフォルトのファイルタイプを設定できます。デフォルトの「新規」タイプは、新しいトピックのファイル名拡張子(.xml または .dita)を指定します。この拡張子は、新しいファイルの拡張子を指定しない場合にのみ適用されます。

ID 接頭辞

エレメントで必要な場合、ID を自動的に追加」オプションのチェックボックスを選択している場合、FrameMaker によって自動生成されるトピック ID の接頭辞を指定できます。 デフォルトでは、FrameMaker はトピック ID の接頭辞として @id を追加します。

ファイルを開くときに Topicref を自動的に読み込む

FrameMaker でファイルを開くときに DITA マップの topicref を読み込みます。

ファイルを開くときに Conref を自動的に読み込む

FrameMaker でファイルを開くときにトピックの conref を読み込みます。

ファイルを開くときに相互参照を自動的に読み込む

FrameMaker でファイルを開くときにトピックの相互参照を読み込みます。

グラフィックを自動的に読み込む(Documentum のみ)

FrameMaker でファイルを開くときにトピックで画像を読み込みます。

ファイルを開くときにプロローグをコンディショナル設定する

DITA トピックでプロローグエレメントを条件付きで表示または非表示します。 このオプションを選択すると、次に FrameMaker を起動するときに DITA-Prolog のコンディショナルタグが <prolog>のエレメントに適用されます。DITA-Prolog のコンディショナルタグは非表示に設定されます。

また、コンディショナル設定したテキストは、表示されるかどうか(「OutputAllTextWithoutPIs」)に関係なく保存(書き出し)されます。取り込み時に、関連付けられているコンディショナルタグが構造化テンプレートに見つからない場合、コンディショナルタグが追加され、Show(赤色)に設定されます。

コンディショナル設定オプションを選択していない場合、すべての <prolog> エレメントが取り込まれ、タグが適用されていない EDD と構造化テンプレートの書式を使用して表示されます。

ファイルを開くときにコメントをコンディショナル設定する

DITA トピックでコメントエレメントを条件付きで表示または非表示します。 このオプションを選択すると、次に FrameMaker を起動するときに DITA-Comment のコンディショナルタグがコメントエレメントに適用されます。 DITA-Comment のコンディショナルタグは非表示に設定されます。

また、コンディショナル設定したテキストは、表示されるかどうか(「OutputAllTextWithoutPIs」)に関係なく保存(書き出し)されます。取り込み時に、関連付けられているコンディショナルタグが構造化テンプレートに見つからない場合、コンディショナルタグが追加され、Show(赤色)に設定されます。

コンディショナル設定オプションを選択していない場合、すべての <comment> エレメントが取り込まれ、タグが適用されていない EDD と構造化テンプレートの書式を使用して表示されます。

エレメントで必要な場合、ID を自動的に追加する

デフォルトでは、エレメントで ID 属性が必須の場合、エレメントが追加されると FrameMaker は固有の ID を割り当てます。このオプションの選択を解除し、ID をエレメントのすべてのインスタンスに後日割り当てることができます。

TopicRef の更新中は常に Navtitle を更新

DITA トピックに対して <navtitle> エレメントが定義されており、トピックが DITA マップで参照されている場合、選択したトピックまたは DITA マップで参照を更新中にタイトルを更新します。

ファイルを開くときに常に Navtitle を表示

DITA トピックに対して <navtitle> エレメントが定義されており、トピックが開かれているときにエレメントを表示します。

索引マーカー変換用の索引用語

DITA ファイルを開く際、FrameMaker が DITA ファイル内の <indexterm> エレメントを FrameMaker 索引マーカーエントリに変換します。この後、FrameMaker 文書を DITA ファイルに書き出すときに、FrameMaker で索引マーカーが<indexterm>エレメントに再変換されます。

パスの URI 表記

外部参照、相互参照、内容参照を指定する場合、このオプションを選択して、スラッシュ(/)をパスのディレクトリの区切りとして使用します。