ホーム > DITA を使用した構造化オーサリング > DITAVAL > コンディショナル出力の生成(PDF)

コンディショナル出力の生成(PDF)

Adobe FrameMaker で DITA トピックのコンディショナル出力を生成する方法について説明します。

このトピックでは、コンディショナルコンテンツを含む PDF 出力を生成する手順についてサンプルの使用事例とともに解説します。

注: このトピックで使用されるサンプルには、段落(<p>)タグ内のコンテンツのみが含まれています。ただし、文書内の任意の DITA エレメントからコンディショナル出力を作成できます。

サンプルの DITA トピックの作成

4 つの paragraph(<p>)で DITA トピックを作成します。

  1. 管理者のみ対象のコンテンツ

    @audience 属性を「admin」に設定します。

  2. 作成者のみ対象のコンテンツ

    @audience 属性を「author」に設定します。

  3. 管理者および作成者が対象のコンテンツ

    @ audience 属性を「admin author」に設定します。

  4. エンドユーザーと作成者が対象のコンテンツ

    @audience 属性を「end_user author」に設定します。

文書を保存します。

サンプルの DITAVAL ファイルの作成

4 つの prop エレメントを持つ DITAVAL ファイルを作成するには:

  1. @attr: audience

    @val: admin

    @action: include

  2. @attr:audience

    @val:author

    @action: exclude

  3. @attr:audience

    @val:end_user

    @action: exclude

上記の DITAVAL は管理者をターゲットとするすべてのコンテンツを出力します。

DITAVAL ファイルを保存します。

コンディショナルコンテンツを PDF 形式で保存

  1. DITA マップを作成し、上記の文書を含めて、DITA マップを PDF として保存します(ファイル > PDF として保存)。

  2. デフォルトでは、最新の公開プロセスの DITAVAL が「PDF 形式で保存」ワークフロー用に選択されます。必要に応じて、公開プロセスから別の DITAVAL を選択することもできます。その場合、選択した DITAVAL が「PDF 形式で保存」ワークフロー用に使用されます。

出力 PDF ファイルは、文書に設定されている属性および対応する DITAVAL ファイルに基づいてコンテンツを含めたり除外したりします。