目次と Adobe FrameMaker で生成されるその他の様々なリストについて学びます。
Adobe FrameMaker では、目次(TOC)や図などのリストは、文書内で指定した段落のテキストを基にして生成されます。 また、索引は文書内に挿入したマーカーに基づいて生成されます。
目次などの生成リストは、ソースの内容に基づいて生成されます。 ソースとして使用するのは、1 つの文書か、ブック内の一連の文書です。 通常は、希望どおりの結果になるように、ソース文書を準備する必要があります。
段落リストには、指定された段落(ユーザー指定のスタイルが付いた段落)のテキストが含まれ、段落(または構造化文書のエレメント)ごとに 1 つのエントリが表示されます。次のような段落(または構造化文書のエレメント)のリストが作成できます。
目次には、指定したレベルの見出しが含まれ、ソース文書内と同じ順序で見出しのリストが表示されます。
図、表、段落(またはエレメント)のリストには、図の説明、表のタイトルまたは指定した段落のテキストが含まれ、これらがソース文書内と同じ順序で表示されます。
段落(またはエレメント)のアルファベット順(50 音順)リストには、他のリストと同じ情報が含まれ、これらがアルファベット順(50 音順)に表示されます。
マーカーのリストには、ソース文書のボディページに挿入されたマーカーに対応するエントリが含まれます。 マーカーをソース文書のボディページに手動で挿入(通常は、構造化文書のマーカーエレメントとして挿入)すると、生成リストにマーカーテキストが表示されます。 例えば、編集途中の文書に対する校閲者のコメントのリストを作成するには、「コメント」という種類のマーカーのリストを生成します。 標準のマーカーリストには、各アイテムがソース文書またはブックと同じ順序でリストされますが、 マーカーのアルファベット順(50 音順)のリストを生成することもできます。
マーカーの索引には、標準索引や著者およびタイトル別の索引、その他の種類のマーカーの索引などがあります。 マーカーをソース文書のボディページに手動で挿入すると、索引にマーカーテキストが表示されます。 マーカーテキストのシンタックス(構成要素)を使用して、索引レベルおよび特別なページ番号の指定、ソートの設定および書式の指定を行います。 各エントリはアルファベット順(50 音順)にソートされ、テキストに同じエントリが複数ある場合、これらは複数のページを参照する 1 つのエントリとしてまとめられます。
参照のリストと索引により、特別な情報を分類することができます。 例えば、コンディショナルタグ、外部相互参照、非決定の相互参照、フォント、テキストインセット、非決定のテキストインセット、取り込んだグラフィックなどのリストと索引を生成できます。