大きなドキュメントを分割する

Word、Excel、MIF、またはその他のオーサリングシステムから取り込んだ大きな文書を分割する方法について説明します。

このトピックの内容

概要

通常、Word やその他の文書を取り込むと、文書は FrameMaker に 1 つの大きな文書として取り込まれます。取り込み後に文書を使用できるように準備するには、大きな文書を小さく管理のしやすいチャンクまたはチャプターに分割します。「現在の文書を分割する」機能を使用して、FrameMaker の大きな文書を小さな章に分割します。

「現在の文書を分割する」機能を使用すると、1 つ以上の段落書式またはマーカーを使用して、大きな文書を分割できます。デフォルトでは、文書を取り込むと、取り込みされた文書に一致する段落書式が作成されます。マーカーを作成し、文書を分割する見出しレベルにマーカーを適用することもできます。章を分割したファイル名の作成に使用するマーカーテキストを追加することもできます。文書分割プロセスの最後に、FrameMaker は、段落書式または分割マーカーに基づいて作成されるブックと関連する章を生成します。

文書を分割する

大きな FrameMaker 文書を分割するには、次の手順を実行します。

  1. 分割する文書を開きます。

  2. ファイル > /ユーティリティ > /現在の文書を分割を選択します。

    文書を分割するダイアログが表示されます。

  3. 文書を分割するダイアログで、次の文書分割パラメーターを指定します。

    • ソース文書:分割するファイルの名前を一覧表示します。

    • フォルダー内に作成:ブックファイルと分割された章が保存されるフォルダーを選択します。

    • ファイル名中の空白:文書の分割プロセスでは、分割された各章に対してファイルが作成されます。ファイル名は、見出しテキストを使用して作成されます。見出しテキストにスペースがある場合は、ファイル名の作成中に処理する方法を選択します。ファイル名の空白は、次のような処理ができます。

      • 空白を保持します。

      • 空白を削除します。

      • 空白をアンダースコアに置き換えます。

      • 空白をハイフンで置き換えます。

    • ファイル名の特殊文字: 空白と同様に、ファイル名の特殊文字の処理方法を選択します。次の項目を選択できます。

      • 削除

      • アンダースコアで置き換える

      • ハイフンで置き換える

  4. 次へ」をクリックします。

  5. 文書の分割に、マーカー、段落書式のいずれか、またはその両方を使用するかどうかを選択します。

    注: 文書の分割には、複数の段落書式が選択できます。ただし、文書構造を簡潔かつシンプルにするために、2、3 を超える書式は選択しないでください。
  6. 「分析」をクリックします。

    選択したマーカーや段落の書式に基づいて作成されるブックと章の構造が表示されます。

  7. (オプション)ブックまたは章ファイルの名前を変更します。

    • リストの冒頭にあるファイルはブックファイルです。ブックファイルの名前を変更するには、ブックファイルを選択し、テキストボックスに目的のファイル名を入力して、「ブック名を変更」をクリックします。

    • 任意の章ファイルを選択し、テキストボックスに目的のファイル名を入力して、「文書名を変更」をクリックします。

    注: 章ファイル名をダブルクリックすると、ソース文書内の対応する見出し / トピックが表示されます。
  8. (オプション)リスト内のどの章にも別のファイルを作成しない場合は、そのファイルを削除し、その内容をリストの前の章と統合できます。任意の章を統合するには、章を選択して「ファイルリストから削除」をクリックします。選択した章が、リストにある前の章と統合されます。

    同様に、統合された章用に別のファイルを作成する場合は、章ファイルを選択し、「ファイルに変換」をクリックします。

    FrameMaker では、ファイルの統合または分割中に、ファイルと文書構造の順序がソース文書に従って自動で管理されます。

  9. 「分割を開始」をクリックします。

  10. 「完了」をクリックします。

文書分割プロセスのログファイルがブラウザーに表示され、新しいブックファイルが開きます。