オブジェクトスタイル

概要

Adobe FrameMaker では、頻繁に使用するオブジェクトの属性をスタイルとして保存することができます。一貫したサイズや外観のために、画像、アンカー枠、テキスト枠などの各種オブジェクトにオブジェクトのスタイルを適用できます。 例えば、オブジェクトスタイルを作成して文書内または文書間のすべてのアンカー枠に適用し、同じサイズにすることができます。

オブジェクトスタイルには、次の属性が含まれます。

• 位置およびサイズ（幅、高さ、上、左、角度）
• 塗り（塗のパターン、濃淡、カラー）
• ストローク（線種および矢印スタイル、線幅、境界パターン）
• テキスト行（整列）
• テキストフレーム（フロー属性および列属性）
• アンカー枠（アンカー枠の位置および関連属性）
• グラフィック（拡大比率および解像度）
• 数式（整列、サイズ、および自動改行）
• テキスト回り込みタイプおよび幅

オブジェクトスタイルは、FrameMaker の次のオブジェクトに関連します。

• 画像
• アンカー枠
• グラフィックオブジェクト
• テキスト枠
• テキスト行
• 数式

オブジェクトスタイルデザイナー

Figure 1. Adobe FrameMaker のオブジェクトスタイルデザイナー

A. オブジェクト属性のリスト B. 全ての属性をデフォルトに設定する C. オブジェクトスタイル属性を更新する D. オブジェクトスタイル名を選択する E. 全てを更新する F. 保存

オブジェクトスタイルカタログ

Figure 2. Adobe FrameMaker のオブジェクトスタイルカタログ

A. カタログに表示されるスタイルのリストを更新 B. スタイルをカタログに表示するためのオプション C. スタイルを文書から削除 D. オブジェクトスタイルの名前 E. そのスタイルが現在の文書に適用されていることを示すチェックマーク

オブジェクトスタイルの作成

Adobe FrameMaker でオブジェクトスタイルを作成するには、次の操作を行います。

1. グラフィック > ／オブジェクトスタイルデザイナーを選択します。オブジェクトスタイルデザイナーダイアログが表示されます。すべての属性値は空白です。

2. オブジェクトスタイルデザイナーダイアログで、オブジェクトスタイルの名前を入力します。

3. 属性値を編集し、「保存」をクリックします。

オブジェクトの属性からのオブジェクトスタイルの作成

Adobe FrameMaker でオブジェクトの属性からオブジェクトスタイルを作成するには、次の操作を行います。

1. 作成するオブジェクトスタイルに基づいてオブジェクトを選択します。

2. グラフィック > ／オブジェクトスタイルデザイナーを選択します。オブジェクトスタイルデザイナーダイアログが表示されます。属性値は、選択したオブジェクトから入力されます。

3. オブジェクトスタイルデザイナーダイアログで、オブジェクトスタイルの名前を入力します。

4. 属性値を編集し、「保存」をクリックします。

オブジェクトスタイルの適用

Adobe FrameMaker でオブジェクトにオブジェクトスタイルを適用するには、次の操作を行います。

1. グラフィック > オブジェクトスタイルデザイナーを選択します。オブジェクトスタイルデザイナーダイアログが表示されます。

2. スタイルを適用するオブジェクトを 1 つ以上選択します。

3. オブジェクトスタイルカタログで、適用するオブジェクトスタイルの名前をクリックします。

別の文書からオブジェクトスタイルを取り込む

Adobe FrameMaker で別のドキュメントからオブジェクトスタイルを取り込むには、次の操作を行います。

1. ファイル > 取り込み > 書式を選択します。

2. 書式を取り込むダイアログで、「オブジェクトスタイル」を選択します。

3. 「取り込み」を選択します。