オーサリングモード

非構造化コンテンツと構造化コンテンツ(XML)編集のための Adobe FrameMaker のさまざまなコンテンツオーサリング環境について、またそれらの中から選択する方法について説明します。

このトピックの内容

概要

Adobe FrameMaker には次のオーサリングモードが用意されています。

構造化アプローチと非構造化アプローチのどちらを使用するか、または XML ソースコードを編集するかどうかに応じて、コンテンツに適したオーサリングモードを選択することができます。

オーサリングモードの選択

FrameMaker を初めて起動するとき、デフォルトのオーサリングモードは構造化 FrameMaker に設定されています。環境設定ダイアログでモードを変更することができます。

  1. 設定を編集 > を選択して、環境設定ダイアログを開きます。

  2. 環境設定ダイアログで、グローバル > /全般を選択します。

  3. 「製品のインターフェイス」ドロップダウンリストで、FrameMaker モードを選択して「OK」をクリックします。

設定の変更を有効にするために、FrameMaker を再起動するようメッセージが表示されます。

FrameMaker ユーザーインターフェイスは、非構造化 FrameMaker オーサリングと構造化 FrameMaker オーサリングの間のシームレスな移行を提供します。両方のモード間のメニューオプションやその他のユーザーインターフェイスは一貫しています。 ただし、オプションはオーサリング中のモードに固有のものです。

FrameMaker モード


Adobe FrameMaker 非構造化コンテンツオーサリングモード

FrameMaker モードは、正確な構造に関連付ける必要のないコンテンツをオーサリングする場合に最適なモードです。スタイルベースのオーサリングでは、テンプレートに依存してコンテンツの体裁が定義されます。段落、文字、表およびオブジェクトスタイルはスタイルガイドに、コンテンツは編集者が指定した書き込みルールに、基づいています。 著者がコンテンツのフローおよび書式を決定します。 例えば、使用するコンテンツによっては、見出しの後に段落またはグラフィックを含める場合があります。 つまり、非構造化オーサリングワークフローでは、主にスタイルベースの比較的自由な流れの文書を作成します。

FrameMaker での標準オーサリングの典型的なワークフローは次のタスクから構成されます。

注意: FrameMaker モードでは、オープン XML や構造化文書を開くことはできません。

構造化 FrameMaker モード


Adobe FrameMaker 構造化コンテンツオーサリングモード

構造に従う必要がある文書の場合は、構造化 FrameMaker モードを使用します。構造は、利用できるエレメントと属性、および構造中のこれらのエレメントの有効な配置によって定義されます。

段落、セクション、トピック、表など、文書の各オブジェクトがエレメントとして表されます。 構造化文書を作成する場合、各エレメントが構造的に有効な場所に存在することを確認する必要があります。 構造化オーサリングは、類似したコンテンツ全体にわたって構造の一貫性を保ちます。

以下は構造化ルールの一部です。

FrameMaker での構造化オーサリングの典型的なワークフローは次のタスクから構成されます。

ビデオ「構造化 FrameMaker の概要」を参照してください。

注意: 構造化モードで非構造化文書を作業することもできます。 FrameMaker モードのすべての機能は構造化モードで利用できます。