公開設定の構成

Adobe FrameMaker の多岐にわたる出力オプションに対して様々な公開設定を構成する方法を理解し、スタイルマッピングと出力設定についても理解します。

コンテンツを公開するとき、ヘッダー、ボディなどのスタイルの設定は公開した文書に関連付けられている Adobe FrameMaker テンプレートで定義されます。 また、お気に入りアイコンや検索オプションなどの出力形式の設定は各出力形式ごとに定義されています。 ただし、公開ソリューションには公開出力のスタイルマッピングと出力形式の設定をカスタマイズする多くのオプションが用意されています。

出力設定は「公開」ダイアログでカスタマイズできます。メインメニューのファイル > 公開からアクセスすることができます。

出力設定をカスタマイズするには、次の操作を実行します。

  1. 公開ダイアログを開くには、ファイル > /公開を選択します。「設定」をクリックします。

    「設定」ドロップダウンボタンで、次の項目を選択します。

  2. 「編集」を選択します。

    公開設定ダイアログのスタイルマッピングタブは、ソースの FrameMaker スタイルおよび選択出力のスタイルマッピングをカスタマイズするオプションを提供します。 初期設定では、スタイルマッピングは関連付けられた FrameMaker テンプレートから取得されます。

    「スタイルマッピング」タブで、次のカスタマイズを行えます。

    • 段落スタイル

    • 文字スタイル

    • 表のスタイル

    • 相互参照スタイル

    • 画像設定

    • 一般設定

    重要: 「スタイルマッピング」オプションは非構造化文書に対してのみ使用できます。構造化文書の場合、スタイルは CSS ファイルからマップされます。
  3. 非構造化文書の場合:選択した文書の FrameMaker テンプレートが公開出力のデフォルトのスタイルを定義します。

    他の FrameMaker のテンプレートからスタイルを使用するには、「テンプレートを使用」ラベルの横にある「選択」ボタンをクリックします。

    重要: テンプレートが現在選択されていることを確認します。

    公開設定テンプレートを管理 ダイアログで、代替の FrameMaker テンプレートを選択します。

    ヒント: 複数の文書を含むブックをプリントする場合は、このオプションでテンプレートを選択し、すべての文書に同じスタイルマッピングが使用されるように留意します。
    注: 選択したテンプレートは公開プロセスで使用されます。 これは、FrameMaker ソースのスタイルや設定が変更されないことを意味します。 FrameMaker ソースは引き続き以前割り当てられたテンプレートを使用します。
  4. 非構造化文書の場合:「CSS 管理」ドロップダウンリストのオプションを使用して、スタイルのマッピングに使用されるスタイルまたは外部スタイルシート(.css ファイル)から、スタイルの書き出しや取り込みをすることができます。

    このファイルは、公開設定ダイアログのスタイルオプションで定義されたとおりに出力スタイルへマッピングする CSS のスタイルセットを定義することになります。

    重要: 公開設定ダイアログでカスタマイズしたスタイルは、.css ファイルの最後で変更スタイルとして定義されます。 各変更スタイルは、FM_ という接頭辞で定義されます。 表示されている出力スタイルはアスタリスク(*)が付き、選択したスタイルがカスタマイズされていることを示します。
  5. 出力設定 を設定するには、「出力」タブに移動します。このタブには、次の出力形式の設定をカスタマイズするためのオプションが用意されています。

    • Responsive HTML5

    • モバイルアプリケーション

    • EPUB

    • Kindle

    • Microsoft HTML Help

    • 基本的な HTML

  6. スタイルマッピングおよび出力設定のカスタマイズの完了後に、更新したその設定を STS 設定ファイル(.sts)として保存します。

    重要: 設定ファイルは FrameMaker 専用ファイルです。 これは、このファイルを他のプログラムでは編集できないということです。