合成フォントは 2 つのコンポーネントフォントを 1 つの合成フォント名に割り当てます。 このように割り当てられるのは、アジア言語フォントと欧文フォントをあたかも 1 つのフォントファミリーであるかのように扱うためです。 合成フォントでは、アジア言語フォントが基本フォントとなり、ローマ字フォントが欧文フォントです。 詳しくは、『FrameMaker ユーザーガイド』を参照してください。
異なるアジア言語または西洋言語を使用するシステムで合成フォントが使用されたアジア言語の文書が開かれている場合、合成フォントが入ったすべてのテキストに対して欧文コンポーネントフォントが使用されます。 アジア言語コンポーネントフォントを使用したテキストは読み込めません。 文書を保存し、その文書の元の言語のシステムで再び開くと、欧文テキストは正しく表示されますが、元のアジア言語のテキストに関する情報は失われます。
異なるアジア言語にわたって文書を移動したい場合は、段落スタイル、文字スタイル、合成フォント名に対してアジア言語を使用しないでください。使用した場合、予期しないデータの損失が起こる場合があります。
新規文書を作成するとき、新規文書には 2 つの合成フォントが事前定義されています。 韓国語では FMMyungjo と FMGothic、中国語(簡体字)では FMSongTi と FMHeiTi、中国語(繁体字)では FMSungTi と FMHeiTi となります。 最も頻繁に使用されるローマ字フォントとアジア言語フォントは各合成フォントのコンポーネントフォントとして割り当てられています。