FrameMaker で異なる言語でスペルチェックを行う方法について説明します。
文書内のすべてのテキストには、言語が割り当てられています。 文書のスペルチェックを行う場合、FrameMaker はテキストに割り当てられた言語のメイン辞書を使用します。テキストに割り当てられた言語を変更することで、テキストのスペルチェックに使用する言語を変更できます。 FrameMaker のユーザー辞書に、Unicode(UTF-8)でエンコードされた単語を追加することもできます。
FrameMaker には、サポートしている全言語の辞書が含まれています。ただし、標準インストールした場合は、単一言語の 1 つの辞書しか含まれません。
文書内のテキストの言語を変更するには、段落書式ウィンドウのデフォルトフォント属性の言語属性を使用して、以下の言語の 1 つを変更します。
1 つの段落または文書内のすべての段落。
段落内のテキストの範囲またはテキスト行の言語。
構造化文書の場合、FrameMaker で使用可能な 46 言語から任意の言語を選択して、その言語を @xml:lang
の属性値として追加します。FrameMaker では、XML ファイルの xml:lang 属性の言語設定に基づいて、スペルチェック用の言語が自動的に設定されます(構造化文書での言語およびフォント設定を参照してください)。
アジアの言語文書については以下に注意してください。
欧文テキストの場合とは異なり、マルチバイト文書で作業を行う場合は、スペルチェックダイアログボックスに表示されない文字があります。 例えば、バックスラッシュは円記号として表示され、非分離ハイフンは空白として表示されます。
アジア言語の文書に英数字が含まれている場合は、スペルチェックダイアログボックスの「直線引用符」オプションの選択を解除し、スペルチェックが正しいスペルの単語で停止しないようにします。