CSH マーカーを適用して FrameMaker 文書中のコンテキスト固有のヘルプの場所を特定します。 次に、.h の拡張子の付いたヘルプマップファイルを作成する必要があります。 アプリケーション開発者はマップファイルを使用してアプリケーションの特定の部分 (例えば、ダイアログボックスやメニュー項目など) を対応するヘルプトピックにフックします。
FrameMaker ソースの CSH マーカーを追加します。
任意のテキストエディターでテキストファイルを作成し、次のようにファイルに名前を付けます。
<ソースブック名またはソース文書名>.h
FrameMaker のソースフォルダーにマップファイルを配置します。
文書で適用する各 CSH マーカーの場合、マップファイルに次のように 1 行の項目を作成する必要があります。
#define <map ID> <map number>
CSH マーカーに対して特定する名前
アプリケーション開発者によって提供される一意の数字 ID。ただし、プレースホルダーとしてランダムな数字を設定できます。
参考までに、FrameMaker の発行手順ではサンプルマップファイルも作成されます。
文書の発行手順を実行します。
Windows Explorer を使用して出力フォルダーに移動します。
ソースコンテンツで CSH マークが定義されている場合は、<ソースブック名またはソース文書名>.h というファイルが、出力フォルダーと同じレベルのフォルダー内に作成されます。
例えば、ブック出力の名前が framemaker-publisher.book である場合、マップファイルの名前は framemaker-publisher.h になります。
この .h ファイルを参照用に使用して、マップファイルを作成することができます。
作成するマップファイルの形式は、この .h ファイルと同じ形式にする必要があります。
すべての CSH マーカーをマップファイルに追加後、マップファイルを製品開発チームに渡します。
製品開発チームはファイルに含めた一意の ID を使用できます。 または、製品チームは ID を変更して、必要に応じて更新されたファイルを戻せます。
更新されたマップファイルを FrameMaker のソースフォルダーにコピーします。
ファイル名が <ソースブックまたは文書名>.h であることを確認します。
発行手順を実行します。
CSH マーカーは発行済み出力のアンカーとして含まれています。 製品の状況依存ヘルプ機能をテストできます。
アプリケーションの状況依存ヘルプを実装するには、文書の CSH マーカーを上記のとおりに含める必要があります。 また、製品チームもアプリケーションに機能を追加する必要があります。 アプリケーションに状況依存ヘルプ機能を含める方法についての詳細は、『RoboHelp の使用ガイド』の「開発者用状況依存ヘルプ情報」を参照してください。