XPathクエリー

XML文書はエレメントの階層構造で構成されます。XPathクエリーを使用して、XML文書内でエレメントと属性間を移動します。

例えば、次のXML文書内で段落を検索する場合です。

<body>
   <p>The quick brown fox.</p>
   <p>Jumped over the lazy dogs.</p>
</body>

次のXPathクエリーに対し、XPath検索は2つの結果を返します。

body/p

エレメントの1つに対して属性値を指定している場合:

<body>
   <p>The quick brown fox.</p>
   <p audience = "admin">Jumped over the lazy dogs.</p>
</body>

検索に属性値を含めます:

body/p[@audience='admin']

XPath検索は1つの結果を返します。

次の表は、XPathクエリーのサンプルのリストです。

XPathクエリー

場所

/task

XMLファイルのトップレベルノードである<task>エレメント

//task

XMLファイルの任意の場所にある<task>エレメント

//task[@id='shovellingsnow']

id属性にshovellingsnow値がある<task>エレメント

task/title

<task>エレメントの直系子孫であるすべての<title>エレメント

task//title

<task>エレメントの任意の場所で発生するすべての<title>エレメント

XPathについて詳しくは、http://www.w3.org/TR/xpath/を参照してください

XPathツールバー

1)XPathツールバー(表示/ツールバー/XPath)を開きます。

XPathツールバー

FrameMakerのXPathツールバー

2)XPathフィールドで、クエリーを入力して「実行」をクリックします。

クエリーの結果がXPathビルダーポッドに表示されます。

XPathビルダーポッド

FrameMakerのXPathビルダーポッド

クエリービルダーは、XPathクエリーの作成にも便利なインターフェイスです。クエリビルダーでは、XPathクエリーを作成(自動候補機能を使用)して実行できます。

検索の範囲を指定することもできます。

現在のファイル

開いているすべてのファイル

選択したフォルダー

DITAマップまたはブック- リソースマネージャーでDITAマップまたはブックを選択すると、このオプションが利用できます。

自動候補

自動候補機能は、クエリーを作成する際にXPathクエリーに追加できるコンポーネント候補を提示します。

例えば、次のXMLで以下の手順を行います。

<body>
   <p>The quick brown fox.</p>
   <p audience = "admin">Jumped over the lazy dogs.</p>
</body>

1)クエリビルダーフィールドで、フォワードスラッシュ(/)を入力します。

フォワードスラッシュを入力するとすぐに、以下の候補が表示されます。

自動候補

XPathビルダーポッドの自動候補

2)上向き矢印および下向き矢印を使用して、オプションを選択し、Enterキーを押してクエリーにコンポーネントを挿入します。

3)他のエレメントをクエリーに追加するには、フォーワードスラッシュを入力します。

また、左角括弧([)を入力してもクエリーに追加できます。

自動候補リストにはXPathクエリーの次のコンポーネントが含まれます。

エレメント(オレンジ色のインジケーター)

現在の文書の現在の位置にあるエレメント。

属性(青色のインジケーター)

現在の文書の現在の位置にある属性。

軸(緑色のインジケーター)

現在のノードに関連するノード定義。例えば、親、子、先祖など。

「自動候補を有効にする」オプションの右にあるドロップダウンリストをクリックして、「軸」オプションの選択を解除し、自動候補リストで利用可能な軸を非表示にします。

注: クエリービルダーの自動候補機能を無効にできます。

保存アイコンをクリックして、XPathクエリーの現在の結果を保存します。


August 22, 2018

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