構造に従う必要がある文書の場合は、構造化FrameMakerモードを使用します。構造は、文書で利用できるエレメントおよび構造中のこれらのエレメントの有効な配置によって定義されます。
段落、セクション、トピック、表など、文書の各部分がエレメントとして表されます。構造化文書を作成する場合、各エレメントが構造的に有効な場所に存在することを確認する必要があります。構造化オーサリングは、類似したコンテンツ全体にわたって構造の一貫性を保ちます。
以下は、構造ルールの例です。
•ビュレットリストは、最低でも3つの項目を含む必要がある。
•見出しの後には段落が続く必要がある。
•表は、ヘッダー行を持つ必要がある。
•グラフィックは、キャプションを持つ必要がある。
FrameMakerでの構造化オーサリングの典型的なワークフローは次のタスクから構成されます。
•個々の構造化文書を作成するか、DITAマップまたはブックの中に複数の文書を含めます。
•既存の構造化サンプルを使用するか、EDDまたはDTDに基づいたカスタム構造を作成します。
•適切なエレメントを含めてコンテンツのフローを定義します。一部のエレメントにはスタイルの指定に使用できる書式情報が含まれます。
•基礎となる構造は、マルチオーサー環境のコンテンツ全体にわたって一貫性を保ちます。
•エレメントカタログまたはキーボードショートカットを使用してテキスト、画像、表およびその他のオブジェクトに対する新しいエレメントを挿入します。
•構造図を使用して文書内を移動し、エレメントを移動します。構造図は基礎となる構造に対して文書の有効性を表示します。
•サポートされている形式で作成します。
–構造化文書(.fm)
–XML文書(.xml)
–ブック(.book)
ビデオ「構造化FrameMakerの概要」を参照してください。
注: 構造化モードで非構造化文書を作業することもできます。FrameMakerモードのすべての機能は構造化モードで利用できます。