FrameMakerでは、最後にFrameMakerを終了したとき、またはクラッシュしたときに作業を行っていた最後のセッションを復元できます。クラッシュした場合、FrameMakerを再起動すると、FrameMakerは最後のセッションを復元するかどうかを選択するメッセージが表示されます。最後のセッションを復元することにより、最後のセッションで行っていた以下の作業を再開できます。
•ビュー:XMLコード、WYSIWYG、または作成者
•ワークスペース
•フォーカスされた文書
•最後のセッションで開いていたファイル(最後のセッションでCMS接続経由で開いていたファイルを除く)
•異なる文書用にフォーカスされたページ番号
•マスターページ、ボディページおよびリファレンスページのスクロールスペース
•文書のタブ順序
•パレット(数式、テンプレート、類義語ブラウザーなど)
•stuctapps.fmファイル:最後に読み取られたstructapps.fmファイル(復元時に、最後に読み取られたstructapps.fmファイルが再度読み取られる)
次のビデオを参照してください:「クリック1つでセッションを復元する」。
以下の条件にすべて一致する場合、最後のセッションを復元できます。
1)FrameMakerを終了したとき、またはクラッシュしたときに、開いていたファイルがある。つまり、最後のセッションで復元するための何かが存在していたということです。ファイルを手動で閉じた後にFrameMakerを終了した場合は、復元するものはありません。
2)最後のセッションを復元するときに、ファイルを何も開いていない。
3)FrameMakerの現在のモード(構造化または非構造化)が、FrameMakerの最後の終了時のモードと同じである。
FrameMakerの最後のセッションを復元するには、FrameMakerを起動し、以下のいずれか1つを実行します。
•開始画面で「最後のセッションを復元」をクリックする。
または
•ファイル/最近使用したファイルを開く/最後のセッションを復元を選択する。
または
•キーボードショートカットEsc r s.
•FrameMakerがクラッシュした場合、FrameMakerを再起動すると、FrameMakerは警告メッセージを表示し、「はい」をクリックすると最後のセッションを復元できます。
FrameMakerは最後のセッションを復元します。復元できなかったファイルがある場合、FrameMakerはエラーメッセージを表示し、コンソールポッドにそれらのファイルをリストします。
注: コンソールポッドを起動するには、表示/ポッド/コンソールを選択するか、Esc+C+Pキーを押します。
環境設定ダイアログで、セッション復元時に所在不明のフォントや非決定の相互参照などに関する警告の表示または非表示の選択ができます。所在不明のグラフィックなどのユーザー操作を必要とする警告は、警告を無効化してある場合でも表示されます。