リテラルは、コードに直接表示される値です。次の例は、すべてのリテラルを示します。
17
"hello"
-3
9.4
null
undefined
true
false
リテラルをグループ化して、複合リテラルを形成することもできます。 配列リテラルは、角括弧(
[]
)で囲まれ、カンマを使用して配列エレメントが区切られます。
配列リテラルを使用して配列を初期化することができます。 次の例では、配列リテラルを使用して初期化される 2 つの配列を示します。
new
ステートメントを使用して、複合リテラルを Array クラスのコンストラクターにパラメーターとして渡すことができますが、ActionScript コアクラスの Object、Array、String、Number、int、uint、XML、XMLList、および Boolean のインスタンスをインスタンス化するときに、リテラル値を直接割り当てることもできます。
// Use new statement.
var myStrings:Array = new Array(["alpha", "beta", "gamma"]);
var myNums:Array = new Array([1,2,3,5,8]);
// Assign literal directly.
var myStrings:Array = ["alpha", "beta", "gamma"];
var myNums:Array = [1,2,3,5,8];
リテラルは汎用オブジェクトの初期化にも使用できます。 汎用オブジェクトは Object クラスのインスタンスです。 オブジェクトリテラルは、中括弧(
{}
)で囲まれ、カンマを使ってオブジェクトプロパティが区切られます。各プロパティはコロン(
:
)で宣言されます。コロンにより、プロパティ名とプロパティ値が区切られます。
new
ステートメントを使用して汎用オブジェクトを作成し、オブジェクトリテラルをパラメーターとして Object クラスコンストラクターに渡すか、宣言するインスタンスにオブジェクトリテラルを直接割り当てることができます。次の例では、新しい汎用オブジェクトを作成し、3 つのプロパティ(
propA
、
propB
、および
propC
)を使ってオブジェクトを初期化する 2 種類の代替方法を示します。各プロパティの値は、1、2、および 3 に設定されます。
// Use new statement and add properties.
var myObject:Object = new Object();
myObject.propA = 1;
myObject.propB = 2;
myObject.propC = 3;
// Assign literal directly.
var myObject:Object = {propA:1, propB:2, propC:3};