ストリングの基礎

Flash Player 9 以降、Adobe AIR 1.0 以降

プログラミングの専門用語でストリングは、一連の文字、数値、または他の文字を単一の値に結合したテキスト値です。例えば、このコード行では String データ型の変数を作成し、その変数にリテラルストリング値を割り当てます。

var albumName:String = "Three for the money";

この例が示すように、ActionScript では二重引用符または一重引用符でテキストを囲むことにより、ストリング値を表すことができます。 次に、ストリングの例をいくつか示します。

"Hello" 
"555-7649" 
"http://www.adobe.com/"

ActionScript でテキストを操作する場合は常に、ストリング値を操作することになります。 ActionScript の String クラスは、テキスト値を操作するために使用できるデータ型です。 String インスタンスは、その他の多くの ActionScript クラス内で、プロパティ、メソッドパラメーターなどにより頻繁に使用されます。

重要な概念と用語

次の参照リストに、ストリングに関連する重要な用語を示します。

ASCII
コンピュータープログラムでテキストの文字および記号を表すための体系。 ASCII 体系では、26 文字の英字アルファベットに加えて、限定的な追加文字セットがサポートされます。

文字
テキストデータの最小単位(単一の文字または記号)。

連結
複数のストリング値を相互に結合し、あるストリング値を別のストリング値の末尾に追加することにより、新しいストリング値を作成します。

空のストリング
テキスト、空白、その他の文字を含まないストリング。 "" として記述されます。空のストリング値は、null 値を持つ String 変数とは異なります。null の String 変数は、String インスタンスが未割り当てなのに対して、空のストリングは文字を含まない値のインスタンスを含む変数です。

ストリング
テキスト値(文字シーケンス)。

ストリングリテラル(「リテラルストリング」)
コード内で明示的に記述されるストリング値。二重引用符または一重引用符で囲まれたテキスト値として記述します。

サブストリング
別のストリングの一部であるストリング。

Unicode
コンピュータープログラムでテキストの文字および記号を表すための標準体系。Unicode 体系では、任意の文字記述システムの任意の文字を使用できます。