ブレンドモードの適用

Flash Player 9 以降、Adobe AIR 1.0 以降

ブレンドモードとは、あるイメージ(ベースイメージ)の色と別のイメージ(ブレンドイメージ)の色を組み合わせて第 3 のイメージを作成することです。結果として作成されたイメージが、画面上で実際に表示されるイメージになります。あるイメージ内の各ピクセル値を他のイメージの対応するピクセル値で処理することにより、結果のイメージの同じ位置のピクセル値が生成されます。

各表示オブジェクトには blendMode プロパティがあり、次のいずれかのブレンドモードに設定できます。これらのモードは、BlendMode クラスで定義されている定数です。 これらの代わりに、定数の実際の値である String 値(括弧内の値)を使用することもできます。

  • BlendMode.ADD "add" ):通常、2 つのイメージ間での色を薄くするディゾルブをアニメーション処理するのに使用されます。

  • BlendMode.ALPHA "alpha" ):通常、前景のアルファを背景に適用するのに使用されます。(GPU レンダリングではサポートされません。)

  • BlendMode.DARKEN "darken" ):通常、重ね合わせ表示のタイプに使用されます。(GPU レンダリングではサポートされません。)

  • BlendMode.DIFFERENCE "difference" ):通常、明るくて刺激的な色の作成に使用されます。

  • BlendMode.ERASE "erase" ):通常、前景のアルファを使用した背景の一部を切り抜く(消す)ために使用されます。(GPU レンダリングではサポートされません。)

  • BlendMode.HARDLIGHT "hardlight" ):通常、陰影効果の作成に使用されます。(GPU レンダリングではサポートされません。)

  • BlendMode.INVERT "invert" ):背景を反転する場合に使用されます。

  • BlendMode.LAYER "layer" ):特定の表示オブジェクトを事前構成するための一時バッファーを強制的に作成する場合に使用されます。(GPU レンダリングではサポートされません。)

  • BlendMode.LIGHTEN "lighten" ):通常、重ね合わせ表示のタイプに使用されます。(GPU レンダリングではサポートされません。)

  • BlendMode.MULTIPLY "multiply" ):通常、影と深度の効果の作成に使用されます。

  • BlendMode.NORMAL "normal" ):ブレンドイメージのピクセル値でベースイメージのピクセル値を上書きするように指定するために使用されます。

  • BlendMode.OVERLAY "overlay" ):通常、陰影効果の作成に使用されます。(GPU レンダリングではサポートされません。)

  • BlendMode.SCREEN "screen" ):通常、ハイライトとレンズのフレアに使用されます。

  • BlendMode.SHADER "shader" ):Pixel Benderシェーダーを使ってカスタムブレンド効果を作成するように指定するために使用されます。シェーダーの使用について詳しくは、 Pixel Bender シェーダーの操作 を参照してください。(GPU レンダリングではサポートされません。)

  • BlendMode.SUBTRACT "subtract" ):通常、2 つのイメージ間での色を濃くするディゾルブ効果をアニメーション処理するのに使用されます。