HTML コンテンツのスクロール

Adobe AIR 1.0 およびそれ以降

HTMLLoader クラスに含まれている次のプロパティを使用すると、HTML コンテンツのスクロールを制御することができます。

プロパティ

説明

contentHeight

HTML コンテンツの高さをピクセル単位で指定します。

contentWidth

HTML コンテンツの幅をピクセル単位で指定します。

scrollH

HTMLLoader オブジェクト内の HTML コンテンツの水平スクロール位置を指定します。

scrollV

HTMLLoader オブジェクト内の HTML コンテンツの垂直スクロール位置を指定します。

次のコードでは、HTML コンテンツがページの一番下までスクロールされるように scrollV プロパティを設定します。

var html:HTMLLoader = new HTMLLoader(); 
html.addEventListener(Event.HTML_BOUNDS_CHANGE, scrollHTML); 
 
const SIZE:Number = 600; 
html.width = SIZE; 
html.height = SIZE; 
 
var urlReq:URLRequest = new URLRequest("http://www.adobe.com"); 
html.load(urlReq); 
this.addChild(html); 
 
function scrollHTML(event:Event):void 
{ 
    html.scrollV = html.contentHeight - SIZE; 
}

HTMLLoader には、水平スクロールバーと垂直スクロールバーはありません。スクロールバーは、ActionScript で実装するか、Flex コンポーネントを使用して実装できます。Flex HTML コンポーネントには、HTML コンテンツ用のスクロールバーが自動的に組み込まれます。 HTMLLoader.createRootWindow() メソッドを使用して、スクロールバーを備えた HTMLLoader オブジェクトを含むウィンドウを作成することもできます( スクロールする HTML コンテンツを含むウィンドウの作成 を参照してください)。