FLVPlayback コンポーネントを使用すると、Adobe Flash CS5 Professional アプリケーションにビデオプレーヤーを簡単に組み込むことができます。また、HTTP 経由でプログレッシブダウンロードしたビデオファイルの再生、および Adobe の Macromedia Flash Media Server や Flash Video Streaming Service(FVSS)からのストリーミングビデオファイルの再生も可能です。
Adobe Flash Player 9 Update 3(バージョン 9.0.115.0 以降)のリリースにより、Flash Player でのビデオコンテンツの再生が大幅に改善されました。この更新には、エンドユーザーのシステムビデオハードウェアを利用してビデオ再生のパフォーマンスを向上させる、FLVPlayback コンポーネントの変更が含まれています。また、FLVPlayback コンポーネントの変更により、フルスクリーンモードで表示されるビデオファイルの忠実度も向上しました。
さらに Flash Player 9 Update 3 では、業界標準の H.264 エンコーディングを利用する高解像度の MPEG-4 ビデオ形式がサポートされ、FLVPlayback コンポーネントの機能が向上しています。サポートされる形式は、MP4、M4A、MOV、MP4V、3GP および 3G2 です。
注意:
ただし、Apple® iTunes® からダウンロードしたファイルや FairPlay® でデジタル暗号化されたファイルなど、保護された MP4 ファイルはサポートされません。
FLVPlayback コンポーネントは使いやすく、次のような特徴と長所があります。
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ステージへのドラッグによって、すばやく確実に実装できる
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フルスクリーンサイズをサポート
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あらかじめ用意されているデザイン済みスキンのコレクションを使用して、再生コントロールの外観をカスタマイズできる
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デザイン済みスキンの色とアルファ値を選択できる
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上級ユーザーは独自スキンを作成できる
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オーサリング時にライブプレビューを使用できる
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レイアウトプロパティによって、サイズ変更時もビデオファイルを中央に配置できる
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ビデオファイルのプログレッシブダウンロードがある程度進んだ時点で再生を開始できる
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キューポイントを使用して、ビデオをテキスト、グラフィック、およびアニメーションと同期できる
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適度なサイズの SWF ファイルが保持される
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