コンポーネントをアクセス可能にする

Flash アプリケーションのビジュアルコンテンツは、画面の内容を音声出力するスクリーンリーダーを使用することにより、視覚障害のあるユーザーも利用できます。Flash アプリケーションをスクリーンリーダーからアクセス可能にする方法について詳しくは、『Flash ユーザーガイド』の第 18 章「アクセシビリティコンテンツの作成」を参照してください。

ActionScript 3.0 コンポーネントをスクリーンリーダーからアクセス可能にするには、その Accessibility クラスを読み込み、そのクラスの enableAccessibility() メソッドを呼び出す必要もあります。次の ActionScript 3.0 コンポーネントをスクリーンリーダーからアクセス可能にすることができます。

コンポーネント

Accessibility クラス

Button

ButtonAccImpl

CheckBox

CheckBoxAccImpl

ComboBox

ComboBoxAccImpl

List

ListAccImpl

RadioButton

RadioButtonAccImpl

TileList

TileListAccImpl

コンポーネントの Accessibility クラスは、 fl.accessibility パッケージに含まれています。例えば、CheckBox をスクリーンリーダーからアクセス可能にするには、次のステートメントをアプリケーションに追加します。

import fl.accessibility.CheckBoxAccImpl; 
 
CheckBoxAccImpl.enableAccessibility();

1 つのコンポーネントに対してアクセシビリティ機能を有効化する処理は、インスタンスをいくつ作成するかに関係なく、一度だけ実行します。

注意: アクセシビリティ機能を有効化すると、必要なクラスがコンパイル時に取り込まれるので、ファイルサイズがわずかに増加します。

ほとんどのコンポーネントはキーボードからも操作が可能です。 アクセス可能なコンポーネントの有効化とキーボードからの操作について詳しくは、 UI コンポーネントの使用 のユーザー操作に関する節と、「 Adobe Flash Professional CS5 用 ActionScript 3.0 リファレンスガイド 」のアクセシビリティクラスを参照してください。