HTML コンテンツの読み込み時に使用するユーザーエージェントの設定

Adobe AIR 1.0 およびそれ以降

HTMLLoader クラスの userAgent プロパティを使用すると、HTMLLoader で使用するユーザーエージェントストリングを設定することができます。HTMLLoader オブジェクトの userAgent プロパティは、 load() メソッドを呼び出す前に設定してください。HTMLLoader インスタンスに対してこのプロパティを設定した場合、 load() メソッドに渡される URLRequest の userAgent プロパティは使用されません。

アプリケーションドメインですべての HTMLLoader オブジェクトが使用するデフォルトのユーザーエージェントストリングを設定するには、 URLRequestDefaults.userAgent プロパティを設定します。静的な URLRequestDefaults プロパティは、HTMLLoader オブジェクトの load() メソッドで使用される URLRequests だけでなく、すべての URLRequest オブジェクトのデフォルトとして適用されます。HTMLLoader の userAgent プロパティの設定は、デフォルトの URLRequestDefaults.userAgent 設定をオーバーライドします。

HTMLLoader オブジェクトの userAgent プロパティと URLRequestDefaults.userAgent のどちらにもユーザーエージェント値を設定していない場合は、デフォルトの AIR ユーザーエージェント値が使用されます。このデフォルト値は、次の 2 つの例に示すように、ランタイムのオペレーティングシステム(Mac OS や Windows など)、ランタイムの言語およびランタイムのバージョンによって異なります。

  • "Mozilla/5.0 (Mac OS; U; PPC Mac OS X; en) AppleWebKit/420+ (KHTML, like Gecko) AdobeAIR/1.0"

  • "Mozilla/5.0 (Windows; U; en) AppleWebKit/420+ (KHTML, like Gecko) AdobeAIR/1.0"