別のアプリケーションで URL を開く

Flash Player 9 以降、Adobe AIR 1.0 以降

navigateToURL() 関数を使用すると、デフォルトのシステム Web ブラウザーで URL を開くことができます。

この関数の request パラメーターとして URLRequest オブジェクトを渡す場合は、 url プロパティのみが使用されます。

navigateToURL() 関数の最初のパラメーターである navigate は URLRequest オブジェクトです( URLRequest クラスの使用 を参照してください)。2 番目のパラメーターである window では、ウィンドウ名を指定できます。このパラメーターはオプションです。例えば、次のコードでは、Web ページ www.adobe.com を開いています。

var url = "http://www.adobe.com"; 
var urlReq = new air.URLRequest(url); 
air.navigateToURL(urlReq);
注意: navigateToURL() 関数を使用する場合、ランタイムは GET メソッドを使用する場合と同じように、( method プロパティが URLRequestMethod.POST に設定されている)POST メソッドを使用する URLRequest オブジェクトを扱います。

navigateToURL() 関数を使用する場合、使用可能な URI スキームは、 navigateToURL() 関数を呼び出しているコードのセキュリティサンドボックスに基づいて決定されます。

一部の API では、Web ブラウザーでコンテンツを起動することができます。これらの API を AIR で使用する場合、セキュリティ上の理由のため、一部の URI スキームの使用が禁止されています。使用できないスキームは、API を使用するコードのセキュリティサンドボックスに応じて異なります。(セキュリティサンドボックスについて詳しくは、 AIR のセキュリティ を参照してください)。

アプリケーションサンドボックス(AIR のみ)

AIR アプリケーションサンドボックス内で実行しているコンテンツによって起動された URL では、どの URI スキームも使用できます。アプリケーションは URI スキームを処理するよう登録する必要があり、そうしなければリクエストをしても何も実行されません。次のスキームは多くのコンピューターやデバイスでサポートされています。

  • http:

  • https:

  • file:

  • mailto: — AIR は、登録されているシステムの電子メールアプリケーションにこれらの要求を送ります。

  • sms: — AIR は、デフォルトのテキストメッセージアプリケーションに sms: リクエストを送ります。アプリケーションを実行するシステムの規則に準拠した URL の形式を使用する必要があります。例えば、Android の URI スキームは小文字です。

    navigateToURL( new URLRequest( "sms:+15555550101") );
  • tel: — AIR は、デフォルトの電話ダイヤルアプリケーションに tel: リクエストを送ります。アプリケーションを実行するシステムの規則に準拠した URL の形式を使用する必要があります。例えば、Android の URI スキームは小文字です。

    navigateToURL( new URLRequest( "tel:5555555555") );
  • market: — AIR は、Android デバイスで通常サポートされている Market アプリケーションに market: リクエストを送ります。

    navigateToURL( new URLRequest( "market://search?q=Adobe Flash") ); 
    navigateToURL( new URLRequest( "market://search?q=pname:com.adobe.flashplayer") );

オペレーティングシステムに許可されている場所であれば、アプリケーションはカスタム URI スキームを定義および登録できます。スキームを使用する URL を作成し、AIR からアプリケーションを起動できます。

リモートサンドボックス

次のスキームを使用できます。これらのスキームの使用方法は、Web ブラウザーで使用する場合と同様です。

  • http:

  • https:

  • mailto: — AIR は、登録されているシステムの電子メールアプリケーションにこれらの要求を送ります。

他の URI スキームはすべて使用できません。

Local-with-file サンドボックス

次のスキームを使用できます。これらのスキームの使用方法は、Web ブラウザーで使用する場合と同様です。

  • file:

  • mailto: — AIR は、登録されているシステムの電子メールアプリケーションにこれらの要求を送ります。

他の URI スキームはすべて使用できません。

Local-with-networking サンドボックス

次のスキームを使用できます。これらのスキームの使用方法は、Web ブラウザーで使用する場合と同様です。

  • http:

  • https:

  • mailto: — AIR は、登録されているシステムの電子メールアプリケーションにこれらの要求を送ります。

他の URI スキームはすべて使用できません。

Local-trusted サンドボックス

次のスキームを使用できます。これらのスキームの使用方法は、Web ブラウザーで使用する場合と同様です。

  • file:

  • http:

  • https:

  • mailto: — AIR は、登録されているシステムの電子メールアプリケーションにこれらの要求を送ります。

他の URI スキームはすべて使用できません。