createContext
FREContext createContext( String contextType )
FREContext オブジェクトを作成します。
拡張によって ActionScript
ExtensionContext.createExtensionContext()
メソッドが呼び出されると、AIR ランタイムによって Java
createContext()
メソッドが呼び出されます。このメソッドから返されたコンテキストは、以後、ランタイムによるメソッド呼び出しに使用されます。
この関数では、普通、ActionScript 側から呼び出すことができるネイティブ実装内のメソッドセットを指定するために
contextType
パラメーターを使用します。各コンテキストタイプは様々なメソッドセットに対応します。拡張内では、単一のコンテキストを作成することも、同一の機能セットを備えた複数のコンテキストインスタンスを作成することも、また、異なる機能セットを備えた複数のコンテキストインスタンスを作成することもできます。
パラメーター:
-
contextType
-
コンテキストタイプを特定する文字列。拡張で、必要に応じてこの文字列を定義します。コンテキストタイプでは、拡張の ActionScript 側とネイティブ側とで合意した意味を指定できます。コンテキストタイプを使用しない拡張の場合は、この値に
Null
を設定することもできます。この値は、null の終端文字を含む UTF-8 エンコーディングの文字列です。
戻り値:
-
FREContext
-
拡張コンテキストオブジェクト。
例:
次の例は、
contextType
パラメーターに応じたコンテキストオブジェクトを返します。
contextType
が文字列「TypeA」の場合、この関数は、呼び出されるたびに異なる一意の FREContext インスタンスを返します。
contextType
がその他の値の場合は、FREContext インスタンスを 1 つだけ作成し、プライベート変数
bContext
に格納します。
private FREContext bContext;
public FREContext createContext( String contextType ) {
FREContext theContext = null;
if( contextType == "TypeA" )
{
theContext = new TypeAContext();
}
else
{
if( bContext == null ) bContext = new TypeBContext();
theContext = bContext;
}
return theContext;
}