構造化 PDF 文書のアートワークとしての読み込みについて

構造化 PDF 文書をアートワークとして読み込むことができます。これはタグと構造情報が付き、キーボードアクセスとスクリーンリーダーなどの支援テクノロジー用にタブ順と読み順が定義された文書です。

Designer の PDF 構造パレットでは、タグ付き PDF の階層構造がわかり、次の 3 種類の構造タグが表示されます。

<目次>

コンテンツタグは文書内のコンテンツに適用されます。コンテンツタグは HTML タグと似ていて、<P>、<H1>、<Sect>、<Figure> のように表示されます。これらのタグの下に文書のコンテンツが表示されます。コンテンツタグは参照として示されるだけで、Designer で編集することはできません。

<form を検索>

フォームタグは、フィールドタグのコンテナの役割を果たします。ライブラリオブジェクトの構造はすべてフォームタグの下に収められます。

<field>

フィールドタグは文書内の実際のオブジェクトに対応します。フィールドタグは必ずフォームタグの下に存在します。各フィールドタグは単一のオブジェクトとリンクできます。フィールドタグが単一のオブジェクトとリンクされると、文書ではタグにオブジェクト名とオブジェクトの種類を示すアイコンが表示されます。フィールドタグにリンク先のオブジェクトがない場合、リンクがないことを示すタグが表示されます。

構造化 PDF 文書をアートワークとして読み込む場合、Designer は構造を維持し、ライブラリオブジェクトに変換したタグ付きの Acrobat フォームフィールドを自動的に文書構造上の正しいフォームタグと関連付けます。しかし、フォームにタグなしのフィールドが残ってしまった場合は、必要に応じて手動で正しいフォームタグの下にフィールドタグを追加してください。また、PDF アートワークの上に追加でライブラリオブジェクトを配置し、フィールドタグを各オブジェクトの文書構造に追加することもできます。

PDF 構造パレットを使用すれば、どのオブジェクトがフォームの構造タグと関連付けられているかがわかります。PDF 構造パレットのコンテンツタグをクリックすると、フォームの対応するオブジェクトが「デザインビュー」タブでハイライト表示されます。例えば、PDF 構造パレットに表示されているパラグラフコンテンツタグ <P> をクリックすると、対応するコンテンツ（通常はテキスト）がフォームでハイライト表示されます。

構造化 PDF 文書をアートワークとして読み込んだ後、PDF 構造パレットメニュー（およびコンテキストメニュー）のコマンドを使って、フィールドタグの文書構造への追加と削除、構造内のナビゲート、構造内におけるフィールドの位置の上下移動、構造内でのコンテンツタグの表示を行うことができます。

注意： 編集できるのは、Designer 内のフィールド構造だけです。フォームの構造タグとコンテンツ構造を編集したい場合は、Acrobat で行う必要があります。

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