PDF ファイルの読み込み結果のレビュー

PDF ファイルを読み込むことによって作成されるフォームデザインは、読み込み時に選択したオプションの組み合わせによって変化します。最初の変換結果に満足できない場合は、最良の結果を出すために、オプションの組み合わせを変えて比べてみることをお勧めします。また、オブジェクトエディターを使って、フォームデザインとしてオブジェクトを編集することもできます。

オブジェクトエディターはオブジェクトを選択すると表示され、オブジェクトの編集時に頻繁に使用するコマンドに簡単にアクセスできます。

最初にフォームデザイン内にオブジェクトの境界が表示されるので、PDF ファイルの要素(特にテキスト)がオブジェクトとしてどのようにグループ化されるかがわかります。このためにフォームデザインが煩雑になり、読みにくくなることがあります。フォームデザインの検討中にオブジェクトの境界が表示されないようにするには、表示メニューの「オブジェクトの境界」コマンドを使用します。フォームデザイン内のオブジェクトに変更を加える必要がある場合、オブジェクトの境界を使用すると便利です。例えば、境界線を持たないオブジェクトをサイズ変更または移動するとき、オブジェクトの境界をガイドとして使用します。また、テキスト本体がフォームデザイン内で複数のオブジェクトに分割される場合は、オブジェクトの境界が示されます。レイアウトメニューの「選択したテキストオブジェクトの結合」コマンドを使用すると、これらのオブジェクトを簡単に 1 つのテキストオブジェクトに結合することができます。

タイトルと指示テキストが別々のテキストオブジェクトとフィールドに分割されることがあります。キャプションを持たないフィールドオブジェクトのキャプションを作成するには、レイアウトメニューの「キャプションとして結合」コマンドを使用して、そのフィールドオブジェクトにテキストオブジェクトを結合します。

編集メニューのロックコマンドも便利です。オブジェクトをロックすると、そのオブジェクトをレイアウトエディターで選択し、編集することができなくなります。例えば、テキストがロックされていれば、必要なテキストまたはキャプションをダブルクリックしなければ編集できません。このため、テキストが簡単には修正できなくなります。テキスト、線、画像、シェイプなどのスタティックオブジェクトやフィールドオブジェクトもロックできます。