Adobe LiveCycle Enterprise Suite 3 の概要

Adobe LiveCycle Enterprise Suite 3(ES3)は、複数のシステム、ビジネスルールおよび部門にまたがるビジネスプロセスの自動化および効率化を可能にするエンタープライズサーバープラットフォームです。このプラットフォームには、組織で使用するドキュメントおよびプロセスを、デザイン、実装および自動化するために必要なツールがすべて用意されています。このプロセスは、組織内だけではなく組織外の顧客およびステークホルダーに対しても使用できます。

迅速な価値の創出

LiveCycle では、迅速な開発に LiveCycle を活用し、密接に統合されたシームレスな開発環境を通じて、価値創出までの時間を迅速化します。

LiveCycle のモデル主導のアプリケーション開発によって、ビジネスアナリストまたは開発者はデータオブジェクトとその動作をグラフィカルに定義できます。コーディングをほとんどまたはまったく行わずに、これらの定義から高度なユーザーインターフェイスを作成できます。これらのオブジェクトを管理するサービスは自動的に生成されます。単純なドラッグアンドドロップインターフェイスを使用して、ユーザーインターフェイスをこれらのサービスにバインドできます。共通データモデルでは共通のワークフローで使用するモジュラー構築ブロックを作成できるため、一貫性と効率性が実現されます。共通データモデルを使用すると、より迅速なアプリケーション開発、およびより効率的なコラボレーションも可能になります。また、プロセス間またはコンポーネント間にまたがってデータを表示し、関係を識別することもできます。

LiveCycle を使用することで、開発タスクを完了するための手順数が削減され、開発が効率化されます。管理者はチームベースの機能によって、どの開発者または開発チームがどのアセットにアクセスできるかを制御できます。制御とコラボレーションは、チェックインおよびチェックアウト機能を通じて実現されます。

高度なユーザーエクスペリエンス

LiveCycleでは、Adobe PDF と Adobe Flex® テクノロジーが統合されており、より魅力的なユーザーエクスペリエンスを持つアプリケーション開発のための統一された開発環境を提供します。

ガイド(非推奨)によって、プロセスとリッチインターネットアプリケーション(RIA)の構築に必要なスキルセットは最小限で済みます。例えば、ビジネスアナリストは自身が定義したデータモデルに基づいて開発者の手助けなしにガイド(非推奨)を作成できます。コーディングまたは Java™ のスキルをほとんど使用せずに、ビジネスアナリストはプレビューによって迅速にガイド(非推奨)を作成し、ワークフローにガイドを送信できます。ガイド(非推奨)では、クレジットカード番号などのデータに対する組み込みの検証と書式設定もサポートされます。

重要: 2012 年 3 月 10 日以降、Adobe® LiveCycle® ES のガイド機能は非推奨の機能になります。ガイド機能はアップグレードを目的とする場合にのみ使用でき、2 回のメジャーリリースの後に製品から削除される予定です。

パフォーマンスと生産性

アプリケーション構築ブロックによって、開発者は反復タスクでコンポーネントを再利用できます。ビジネスユーザーは日常業務を簡素化し、ワークスペースをカスタマイズし、画面共有、VoIP、インスタントメッセージングを通じて他のユーザーとコラボレーションすることができます。

Workbench は、ビジネスプロセスの作成と管理、およびビジネスプロセスで使用するフォームの作成と管理を行うための Eclipse ベースの開発環境です。