スクリプトフラグメントにはスクリプトオブジェクトが含まれます。スクリプトオブジェクトには、日付パーサーや Web サービス呼び出しなど、特定のフォームオブジェクトから独立して保存されている再使用可能な JavaScript 関数や値が収められています。通常、フォームの多くの場所で使いたいカスタム関数およびメソッドを作成するためにスクリプトオブジェクトを使います。スクリプトオブジェクトを使用することで、少ないスクリプトで繰り返し型のアクションを実行できるようになります。
スクリプトフラグメントには、階層パレットに変数の子として表示されるスクリプトオブジェクトだけが含まれます。フラグメントには、検証、計算、初期化のようなイベントスクリプトなどの、他のフォームオブジェクトに関連付けられたスクリプトを含めることはできません。
階層パレットからスクリプトフラグメントを作成します。
スクリプトフラグメントは他のフラグメントと同じように編集します。
スクリプトフラグメントのプロパティスクリプトフラグメントを選択すると、オブジェクトパレットの「スクリプトオブジェクト」タブにフラグメントのプロパティが表示されます。
ソースファイルフラグメント参照のソースファイルを設定します。このプロパティは、選択したオブジェクトがフラグメント参照の場合にのみ表示されます。
フラグメント名フラグメントの名前を設定します。フラグメント情報ボタンをクリックするとフラグメント情報を表示できます。
このプロパティは、フラグメント参照を選択するかソースファイルに定義されているフラグメントを選択すると表示されます。選択したオブジェクトがフラグメント参照の場合、ソースファイルが指定されていないと、このプロパティは表示されません。フラグメント名リストには、指定したソースファイル内のすべてのフラグメントが表示されます。「カスタム」オプションは、フラグメント参照としての SOM 式または ID 値の設定を直接サポートします。また、XML フォームアーキテクチャでの実装をサポートします。
スクリプトフラグメントを作成するには複数のフォームで再利用できる一般的な関数のスクリプトフラグメントを作成できます。スクリプトフラグメントを作成するには、複数のフォームデザインで再利用する関数が含まれたスクリプトオブジェクトを作成します。スクリプトフラグメントには 1 つのスクリプトオブジェクトだけを含められます。
スクリプトオブジェクトを作成します。
階層パレットでスクリプトオブジェクトを右クリックし、フラグメント/フラグメントを作成を選択します。
注意: スクリプトオブジェクトを階層パレットからフラグメントライブラリパレットにドラッグし、スクリプトフラグメントを作成することもできます。
別のフラグメント名を使用するには、「名前」ボックスにフラグメントの名前を入力します。
(オプション)「説明」ボックスにフラグメントの説明を入力します。
フラグメントを作成する方法を選択します。
フラグメントライブラリに保存する独立した XDP ファイルにフラグメントを定義する場合は、「フラグメントライブラリに新しいフラグメントを作成」を選択します。「フラグメントライブラリ」リストで、フラグメントファイルを保存するフラグメントライブラリを選択します。別のファイル名を使用するには、「ファイル名」ボックスにフラグメントのファイル名を入力します。選択した内容を新しいフラグメントで置き換えない場合は、「選択内容を新しいフォームフラグメントへの参照と置き換える」を選択解除します。
現在のファイルにフラグメントを定義する場合は、「現在のドキュメントに新しいフラグメントを作成」を選択します。
「OK」をクリックします。
スクリプトフラグメントを挿入するにはスクリプトフラグメントを使用して、複数のフォームで JavaScript 関数を再利用できます。フォームデザインを作成するときに、既存のスクリプトフラグメントへの参照を挿入すると、このフラグメントがフォームデザインに表示されます。
XFAF ドキュメントにはフラグメントを挿入できません。
注意: フラグメントライブラリパレットでフラグメントをプレビューするには、パレットメニューで「プレビューペインを表示」を選択します。
フラグメントライブラリパレットからスクリプトを挿入するにはフラグメントライブラリで、スクリプトフラグメントを選択します。
フラグメントを、階層パレットのサブフォームまたは variables オブジェクトにドラッグします。
挿入メニューからスクリプトフラグメントを挿入するには挿入/フラグメントを選択します。
フラグメントを含むファイルに移動します。
ファイルを選択して「OK」をクリックします。フラグメントがルートサブフォームに variables オブジェクトの子として表示されます。
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