行と列

クリップボードを使用またはドラッグ操作を行うことで、行や列を簡単に追加、削除、コピー、移動、またはサイズ変更できます。 数字または文字で行と列をソートします。 表にテキストとして日時情報が入力されている場合は、日時でソートできます。

行と列を追加および削除する

注:  構造化文書の場合は、行や列を追加すると表の構造が無効になる場合があります。 例えば、列数が 3 に制限されている表に 4 つ目の列を追加すると、その表は無効になります。 表のヘッダーやフッターの行数が定義されていることもあるので、ヘッダー行やフッター行を追加するときはエレメントカタログを使用することをお勧めします。

行または列を追加する

1)行または列を追加する位置の隣の表セルをクリックします。

2)表/行/列を追加を選択し、追加する行または列の数およびその挿入位置を指定します。

3)「追加」をクリックします。

新しい行または列は、現在の行または列と同じ属性を持ちます。

エレメントカタログを使用して行を追加する (構造化文書)

1)構造図で、行を追加する位置をクリックします。次に、エレメントカタログで行エレメントを選択して「挿入」をクリックします。

現在の行の下に行を追加する

1)Ctrl+Enter を押します。

新しい行には、前の行と同じ属性が適用されます。

挿入ポイントが最後の行の最後のセル内である場合は、Tab キーを押すと、表の最後に新しい行が作成されます。

行または列を削除する

1)削除する行または列を選択します。このとき、必ず行全体または列全体を選択してください。 行または列全体を選択しないと、確認のメッセージを表示せずに選択したセルの内容が削除されます。

2)Delete キーを押し、「セルを表から削除」を選択して「OK」をクリックします。

行または列のコピー、移動または並べ替えを行う

行や列をコピーまたは移動する

編集メニューを使用する

1)行または列を選択し、次のいずれかの操作を行います。

コピーするには、編集/コピーを選択します。

移動するには、編集/カットを選択して「セルを削除」を選択し、「OK」をクリックします。

2)行または列を挿入する位置の隣をクリックし、編集/ペーストを選択します。 現在の行または列の隣へ挿入することも、現在の行または列を置き換えることもできます。

表内の行または列を上書きする場合は、クリップボードのセルは次のルールに従って現在の行または列を置換します。

クリップボード上の行数または列数が、選択されている行数または列数と等しい場合は、内容がそのまま置き換えられます。

クリップボード上の行数または列数が、選択されている行数または列数より多い場合は、選択されている行数または列数の分だけがペーストされます。

クリップボード上の行数または列数が、選択されている行数または列数より少ない場合は、選択されている範囲の最後までクリップボードの内容が繰り返しペーストされます。

ヒント:  表を分割して新しい表を作成するには、行または列を表からカットし、新しい位置にペーストします。 2 つの表を結合するには、一方の表から行と列をカットし、もう一方の表にペーストします。

ドラッグ&ドロップを使用する

1)移動する 1 つ以上の行またはコラムを選択します。

2)行または列を移動先までドラッグします。

行または列をコピーするには、Ctrl キーを押しながらドラッグします。

3)移動またはコピーする行または列をドロップします。

行をドラッグ&ドロップすると、下の行が置き換えられます。 同様に、列をドラッグ&ドロップすると、右側の列が置き換えられます。

4)下または右側の列を維持するには、Shift キーを押しながらドラッグ&ドロップします。

ヒント:  構造図で、行のブロックをドラッグすることでその行を移動することもできます。また、Alt キーを押しながらブロックをドラッグすることで行をコピーすることができます。

行または列を並べ替えます。

1)表で行または列を選択し、並べ替えを行います。

2)Shift キーを押しながら、行または列を表内の別の場所へドラッグ&ドロップします。

行および列のサイズを変更する

ドラッグにより列サイズを変更する

列幅を変更するには、列内のセルを 1 つ選択し、そのハンドルをドラッグして幅を調節します。 複数の列を選択してサイズを一括変更します。

2 つの列の間の境界線を動かして一方の列を広くし、もう一方の列を狭くするには、Alt キーを押しながら選択ハンドルをドラッグします。 この場合、表全体の幅は変わりません。

ヒント:  列の境界線をスナップグリッドに揃えるには、幅を変更する前にグラフィック/スナップを選択します。

正確な列幅を指定する

1)サイズを変更する列のセルを選択して(サイズを変更するのが 1 列だけの場合は、その列をクリックします)、表/列のサイズを変更を選択します。

注:  構造化 FrameMaker の作成者/簡易 XML ビュー、FrameMaker XML Author の WYSIWYG ビューまたは作成者/簡易 XML ビューを使用している場合は、表のセルを右クリックし、表/列のサイズを変更を選択します。

2)次のいずれかの操作を行います。

幅の値を指定するには、「列幅で指定」を選択し、値を入力します。

元の幅に対する比率を指定して設定するには、「比率で指定」をクリックして、比率を入力します。

表の他の列と同じ幅にするには、「列番号で指定」をクリックして、列番号を入力します。

幅の合計を均等に分けるには、「幅の合計を均等に分ける」をクリックし、合計幅を入力します。

各列の比率を保持しながら合計幅を指定するには、「合計幅で指定(比率保持)」を選択して、合計幅を入力します。

選択したセルの中の最も広い段落または枠に合わせて幅を設定するには、「選択セルの内容に合わせる」をクリックして、最大幅を入力します。

3)「サイズ変更」をクリックします。

列幅をコピー&ペーストする

1)幅をコピーする列をクリックします。

2)編集/特殊コピー/表の列幅を選択します。

3)変更する列をクリックし、編集/ペーストを選択します。 ペーストされるのは列幅だけで、セルの内容は変わりません。

行の高さを調節する

行の高さはセルの内容に合わせて自動的に変更されますが、必要に応じて高くすることができます。

注:  構造化文書では、行の高さを調整しても表の構造は変わらず、書式ルールの変更とは見なされません。

1)高くする行をクリックし、表/行書式を選択します。

2)行の高さの最大値と最小値を入力し、「設定」をクリックします。

すべての行を同じ高さにする

1)表内の最も高い行の高さを調べます (Alt キーと Shift キーを押しながら、行の周囲に選択範囲を描きます)。

2)ステータスバーに表示される高さをメモしておきます。

3)表全体を選択し、表/行書式を選択します。

4)ステータスバーで確認した値を行の高さの最小値として指定し、「設定」をクリックします。

行と列をソート

数字でソートする場合、通貨記号は無視されますが、マイナス記号は認識されます。 例えば、昇順でソートする場合、-9(9)9 の前に並べられます。 数字に表示されるコンマおよび小数点は、システムで数値および通貨に対して設定されている「地域」オプションに従って処理されます。

テキストは常に数字の後にソートされます。 表内のテキスト文字列は、初期設定のシステムロケールに基づいてソートされます。

ヒント:  日付や時間は、テキストとして入力され、書式が統一されており、先行ゼロが含まれている場合に限りソートできます。 例えば、dd/mm/yy および hh:mm:ss という書式を使用している場合は、04/12/201709:30:25と入力します。

1)文書を保存します。これは、ソートの結果が期待と異なる場合に、最後に保存したバージョンに復帰可能にするためです。

2)表示されていないコンディショナル行が表に存在しないことを確認します(スペシャル/コンディショナルテキストを選択)。

3)次のいずれかの操作を行います。

表のすべての列または行をソートするには、表の中をクリックします。

特定の行だけをソートする場合は、ソートする行のセルを選択します。

4)表/ソートを選択します。

5)すべての行または列をソートする場合は、「すべてのボディ行を選択」をクリックします。

6)次の操作のいずれかを行います。

表の行をソートするには、「行をソート」を選択します。 ボディセルの他に、ヘッダーセルやフッターセルが行に含まれている場合は、ボディセルだけがソートされます。

表の列をソートするには、「列をソート」を選択します。

小文字と大文字を区別してソートするには、「大文字・小文字を区別」を選択します。

7)「ソート優先順位 1」ボックスで最優先のソートキーを選択し、「昇順」または「降順」を選択します。

ソートキーとして使用する行または列内に連結セルが収まる場合にのみ、連結セルをソートできます (表/セル連結を解除を使用して再びソートを行います)。

8)必要であれば、「ソート優先順位 2」および「ソート優先順位 3」で、2 番目と 3 番目のソートキーを選択します。

9)「ソート」をクリックします。

注:  ()+-,.$ などの特殊記号の後に続く数字は正しくソートされます 。 ただし、セル内でこれらの特殊記号をいくつか組み合わせたものが使用されていると、正しくソートされないことがあります。 例えば、「-2」と入力されている表セルは「-1」と「-3」の間に正しく配置されますが、「-2+3」と入力されているセルはここには配置されません(「-23」と解釈されます)。

注:  表のソート機能では、Unicode テキストエンコード規格がサポートされます。