FrameMaker ブック、Ditamap、.xml、.mif または .fm を関連するすべてのファイルとともにパッケージして zip ファイルを生成すると、配布やバックアップの際に便利です。 ブックまたは Ditamap をフォーカスしてパッケージを作成するように選択した場合は、FrameMaker によって関連ファイル(章ファイル、画像、テキストインセット、Conref、crossref など)が自動的に選択され、.zip ファイルが生成されます。
パッケージされた zip ファイルに含まれる内容は次のとおりです。
1)ブックまたは Ditamap
2)章ファイルまたはトピックファイル
3)章ファイルまたはトピックファイルで参照されているファイル(テキストインセット、Conref、画像など)
注: 構造化ファイルをパッケージする場合、それらのアプリケーション設定ファイル(DTD、structapps.fm、読み書きルール、テンプレートなど)はパッケージされません。
パッケージを作成するには、それらのトピックファイル、章ファイルおよび依存ファイルをすべて同じフォルダー内またはそのサブフォルダーに配置します。フォルダー外部のファイルは、見つからないファイルと見なされ、zip ファイルにコピーされません。
1)ブックまたは Ditamap をフォーカスした状態で、ファイル/パッケージを選択します。
2)パッケージダイアログで、次の操作を実行します。
a)必要に応じて、zip ファイルのファイル名とパスを編集します。 デフォルトでは、パッケージ zip ファイルは、ブックまたは Ditamap ファイルと同じ名前が付けられ、同じ場所に保存されます。
b)「設定」をクリックして、1 つ以上のファイルタイプ(マルチメディア、画像、3D ファイル、内容参照、相互参照、テキストインセット、OLE オブジェクト)をパッケージ対象(zip ファイル)から除外します。
c)「ファイルが見つからない場合でもパッケージを作成します」を選択して、章ファイル、トピックファイルまたは依存ファイルが見つからない場合でも、パッケージを作成します。FrameMaker では、ブックまたは Ditamap のフォルダー(またはサブフォルダー)に含まれていないトピックファイル、章ファイルまたは依存ファイルは、見つからないファイルと見なされます。 ブックまたは Ditamap をパッケージするには、それらのトピックファイル、章ファイルおよび依存ファイルがすべて同じフォルダー内またはそのサブフォルダー内にある必要があります。 トピックファイル、章ファイルおよび依存ファイルが同一フォルダー内に含まれていないブックまたは Ditamap をパッケージする場合は、このオプションを選択します。 これを選択しておかないと、ブックや Ditamap のパッケージが失敗します。
d)パッケージファイルを作成後に表示するには、「パッケージした後で、それを含むフォルダーを開きます」を選択します。 パッケージの作成後、zip ファイルが含まれているフォルダーが、Windows® エクスプローラーで表示されます。
e)パッケージに関する問題のログを生成するには、「ログファイルを生成します」を選択します。
f)「パッケージ」をクリックします。
FrameMaker によってブックファイルが処理され、パッケージが作成されます。 これで、zip ファイルを他ユーザーと共有したり、バックアップを作成したりすることができます。