Microsoft HTML Help の配布

出力を Microsoft HTML Help に発行するには、次の指示を使用してヘルプをエンドユーザーに配布します。

1)プログラムの実行可能(EXE)ファイルと共にヘルプをインストールするには、次のシステムヘルプファイルを開発者に渡します。 または、スタンドアロンで使用するためにファイルを配布します。

注:  ユーザーは、Windows エクスプローラーで CHM ファイルをダブルクリックすることで、スタンドアロンの Microsoft HTML ヘルプを実行できます。

CHM

単一のヘルプファイルに収められた単一の配布されるヘルプシステム、およびマスタープロジェクトのサブプロジェクトのすべての CHM ファイル。これらの子 CHM ファイルはマスター CHM にはコンパイルされません。

HLP、CNT

プロジェクトにコンパイル済み WinHelp ファイルのトピックへのリンクが含まれる場合は、HLP および CNT ファイルを配布します。 これらは、マスター CHM ファイルにはコンパイルされません。

DOC、PDF、XLS

プロジェクトに外部ファイルへのリンクが含まれる場合は、外部ファイルを配布します。バゲッジファイルフォルダーに追加しない限り、これらのファイルはマスター CHM ファイルにコンパイルされません。

2)アプリケーション開発者は、プロジェクトで使用する機能およびユーザーが使用する Windows のバージョンによっては、次のサポートファイルを配布します。

Microsoft HTML ヘルプサポートファイルの組み込みコンポーネント。

HHActiveX.DLL は、オンライン用語集および閲覧シーケンスのサポートを提供する Adobe ActiveX コントロールです。 ユーザーのシステムに HHActiveX.DLL ファイルをインストールして登録します。 このファイルを適切な場所から CHM と同じフォルダーにコピーします。

32 ビットシステムの場合:

<Fm_install_location>\fminit\Publisher\Redist\32bit

64 ビットシステムの場合:

<Fm_install_location>\fminit\Publisher\Redist\64bit

ヘルプシステムにサードパーティの ActiveX コントロールが含まれる場合は、コンポーネントのサポートファイルをユーザーのシステムにインストールして登録します。ユーザーは、ActiveX コントロールのファイルをカスタムフォルダーにコピーし、.ocx または .dll 拡張子の前に代替フォルダーのパスを付けて、ファイルを登録します。

注:  Adobe 使用許諾契約では、HTML ヘルプの出力と共に Microsoft HTML ヘルプファイルおよび Internet Explorer ファイルの再配布が認められています。

ActiveX コントロールの登録

プロジェクトで ActiveX コントロールを提供する場合は、以下の指示をユーザーに提供し、ヘルプシステムと共に配布されたコントロールをユーザーが登録できるようにします。

1)スタート/ファイル名を指定して実行を選択します。

2)HHActiveX.DLL ファイルを登録するには、次のコマンドを入力し、HHActiveX.DLL のパスを指定して、「OK」をクリックします。

regsvr32 [path] hhactivex.dll

3)サードパーティの ActiveX コントロールを登録するには、次のコマンドを入力します。

regsvr32 [activex_name.dll or activex_name.ocx]