不透明な背景色の設定

表示オブジェクトに不透明な背景を設定できます。 例えば、背景に複雑なベクターアートが使用されている場合、 opaqueBackground プロパティを指定の色（通常はステージと同じ色）に設定できます。色は数値で指定します（通常は 16 進数のカラー値）。 これにより、背景はビットマップとして処理されるため、パフォーマンスの最適化に役立ちます。

cacheAsBitmap を true に設定し、 opaqueBackground プロパティを指定の色に設定すると、 opaqueBackground プロパティの設定によって内部ビットマップが不透明となり、レンダリングが高速になります。 cacheAsBitmap を true に設定しなかった場合、 opaqueBackground プロパティによって表示オブジェクトの背景に不透明なベクター四角形シェイプが追加されます。ビットマップは自動的には作成されません。

次の例は、表示オブジェクトの背景を設定してパフォーマンスを最適化する方法を示しています。

myShape.cacheAsBitmap = true; 
myShape.opaqueBackground = 0xFF0000;

この例では、 myShape という名前の Shape インスタンスの背景色を赤（ 0xFF0000 ）に設定します。白い背景のステージ上に描画された緑の三角形が Shape インスタンスに含まれている場合、緑の三角形の背景部分として、Shape インスタンスの境界ボックス（Shape の周りを囲む矩形）内の空き領域が赤で表示されます。

もちろんこのコードは、単色の赤の背景が設定されたステージで使用するのが実際的です。 別の色の背景上では、その色が代わりに指定される可能性が高くなります。 例えば、白い背景を持つ SWF では、 opaqueBackground プロパティは 0xFFFFFF （白）に設定される可能性が高くなります。

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