FLVPlaybackCaptioning コンポーネントの使用

FLVPlaybackCaptioning コンポーネントは、1 つまたは複数の FLVPlayback コンポーネントと共に使用します。 最も単純なシナリオでは、FLVPlayback コンポーネントをステージ上にドラッグし、FLVPlaybackCaptioning コンポーネントを同じステージ上にドラッグして、キャプションの URL を識別し、表示するキャプションを設定します。さらに、FLVPlayback キャプションをカスタマイズするさまざまなパラメーターも設定できます。

FLVPlayback コンポーネントへのキャプションの追加

FLVPlaybackCaptioning コンポーネントを任意の FLVPlayback コンポーネントに追加できます。 アプリケーションに対する FLVPlayback コンポーネントの追加については、 FLVPlayback コンポーネントを使用したアプリケーションの作成 を参照してください。

コンポーネントパネルからの FLVPlaybackCaptioning コンポーネントの追加:

  1. コンポーネントパネルで "Video" フォルダーを開きます。

  2. FLVPlaybackCaptioning コンポーネントをドラッグ (またはダブルクリック) し、これを FLVPlayback コンポーネントと同じ、キャプションを追加するステージに追加します。

    注意: FLVPlaybackCaptioning コンポーネントの学習に役立つ 2 つのファイル、caption_video.flv (FLVPlayback サンプル) と caption_video.xml (キャプションのサンプル) を用意しています。これらのファイルは、 www.helpexamples.com/flash/video/caption_video.flv および www.helpexamples.com/flash/video/caption_video.xml で入手できます。
  3. (オプション) CaptionButton コンポーネントを、FLVPlayback および FLVPlaybackCaptioning コンポーネントと同じステージにドラッグします。 CaptionButton コンポーネントを使用すると、キャプションのオンとオフを切り替えることができます。

    注意: CaptionButton コンポーネントを有効にするには、このコンポーネントを FLVPlayback および FLVPlaybackCaptioning コンポーネントと同じステージにドラッグする必要があります。
  4. ステージ上で FLVPlaybackCaptioning コンポーネントを選択したまま、プロパティインスペクターの「パラメーター」タブで次の必要な情報を指定します。

    • showCaptions true に設定します。

    • ダウンロードする Timed Text XML ファイルの source を指定します。

      Flash でのキャプションのテスト中は、 showCaptions プロパティを true に設定する必要があります。ただし、ユーザーがキャプションのオンとオフを切り替えることができるように CaptionButton コンポーネントを含めるには、 showCaptions プロパティを false に設定する必要があります。

    FLVPlaybackCaptioning コンポーネントのカスタマイズに役立つその他のパラメーターもあります。 詳しくは、 FLVPlaybackCaptioning コンポーネントのカスタマイズ および『 ActionScript 3.0 Reference for the Adobe Flash Platform 』を参照してください。

  5. 制御/ムービープレビューを選択して、ビデオを再生します。

ActionScript を使用したインスタンスの動的な作成:

  1. コンポーネントパネルから FLVPlayback コンポーネントをライブラリパネルにドラッグします (ウィンドウ/ライブラリ)。

  2. FLVPlaybackCaptioning コンポーネントをコンポーネントパネルからライブラリパネルにドラッグします。

  3. タイムラインのフレーム 1 のアクションパネルに次のコードを追加します。

    import fl.video.*; 
    var my_FLVPlybk = new FLVPlayback(); 
    my_FLVPlybk.x = 100; 
    my_FLVPlybk.y = 100; 
    addChild(my_FLVPlybk); 
    my_FLVPlybk.skin = "install_drive:/Program Files/Adobe/Adobe Flash CS5/en/Configuration/FLVPlayback Skins/ActionScript 3.0/SkinUnderPlaySeekCaption.swf"; 
    my_FLVPlybk.source = "http://www.helpexamples.com/flash/video/caption_video.flv"; 
    var my_FLVPlybkcap = new FLVPlaybackCaptioning(); 
    addChild (my_FLVPlybkcap); 
    my_FLVPlybkcap.source = "http://www.helpexamples.com/flash/video/caption_video.xml"; 
    my_FLVPlybkcap.showCaptions = true; 
    
  4. install_drive の部分に Flash のインストール先ドライブを指定し、実際の Skins フォルダーの場所に合わせてパスを変更します。

    注意: ActionScript で FLVPlayback インスタンスを作成する場合は、ActionScript を使用してスキンプロパティを設定し、スキンも割り当てる必要があります。 ActionScript を使用してスキンを適用しても、SWF ファイルと共に自動的にパブリッシュされることはありません。 スキン SWF ファイルとアプリケーション SWF ファイルをサーバーにコピーします。コピーしないと、実行したときにスキン SWF ファイルを使用できません。

FLVPlaybackCaptioning コンポーネントパラメーターの設定

FLVPlaybackCaptioning コンポーネントの各インスタンスで、プロパティインスペクターまたはコンポーネントインスペクターの次のパラメーターを設定し、コンポーネントをさらにカスタマイズできます。 次のリストでは、プロパティを挙げ、それぞれについて簡単に説明します。

autoLayout
FLVPlaybackCaptioning コンポーネントがキャプション領域のサイズを制御するかどうかを指定します。 デフォルト値は true です。

captionTargetName
キャプションが含まれる TextField または MovieClip インスタンス名を識別します。 デフォルト値は auto です。

flvPlaybackName
キャプションを付ける FLVPlayback インスタンス名を識別します。 デフォルト値は auto です。

simpleFormatting
true に設定されている場合は、Timed Text XML ファイルのフォーマット手順が制限されます。 デフォルト値は false です。

showCaptions
キャプションを表示するかどうかを指定します。 デフォルト値は true です。

source
Timed Text XML ファイルの場所を指定します。

すべての FLVPlaybackCaptioning パラメーターについて詳しくは、『 ActionScript 3.0 Reference for the Adobe Flash Platform 』を参照してください。

source パラメーターの指定

source パラメーターを使用して、ムービーのキャプションが含まれる Timed Text XML ファイルの名前と場所を指定します。コンポーネントインスペクターの source セルに URL パスを直接入力します。

キャプションの表示

キャプションを表示するには、 showCaptions パラメーターを true に設定します。

すべての FLVPlaybackCaptioning コンポーネントのパラメーターについて詳しくは、『 ActionScript 3.0 Reference for the Adobe Flash Platform 』を参照してください。

前の例では、キャプションを表示する FLVPlaybackCaptioning コンポーネントを作成し、有効にする方法を学習しました。 キャプションに使用できるソースには、(1) キャプションが含まれる Timed Text XML ファイルと、(2) 埋め込まれたイベントキューポイントと関連付けるキャプションテキストを持つ XML ファイルの 2 つがあります。