モバイルアプリケーションのインストールとアップデート

モバイル AIR アプリケーションは、サポートされるプラットフォームのネイティブパッケージとして配布されます。Android のパッケージフォーマットは APK ファイルで、iOS のパッケージ フォーマットは IPA ファイルです。ユーザーは、プラットフォームでサポートされている通常の方法でモバイル AIR アプリケーションのダウンロードおよびインストールを実行できます。例えば、Android では Market、iOS では App Store を使用します。AIR アプリケーションのインストールには、プラットフォームの他のアプリケーションと同じ制限が適用されます。

Android では、AIR ランタイムは個別にインストールされ、AIR for Android アプリケーションが起動されるたびに有効化されます。

iOS の各 AIR アプリケーションには必要な機能がすべて含まれているので、iPhone などの iOS デバイスでは、AIR ランタイムは個別にインストールされません。

一般的に、信頼していないソースや、検証できないソースから提供されたアプリケーション(AIR アプリケーションを含む)はインストールしないでください。他のインストール可能なアプリケーションと同様に、ネイティブアプリケーションのセキュリティに関する立証責任は、AIR アプリケーションにも同等に当てはまります。

AIR 3 では、Android でのキャプティブランタイムバンドルのサポートが追加されます。このデプロイモデルでは、ユーザーのデバイスにインストールされた共有ランタイムはアプリケーションによって使用されません。代わりに、アプリケーションには AIR ランタイムの独自の非公開のコピーが含まれます。このモデルでは、インストールエクスペリエンスおよびアップデートエクスペリエンスに対する責任が発生します。さらに、アプリケーションで使用される AIR ランタイムはアドビによって更新されることはないので、ランタイムに対するセキュリティの修正がパブリッシュされるたびに、アプリケーションを更新する責任が生じます。iOS で使用されるデプロイメントモデルでは常にキャプティブランタイムが使用されてきました。

モバイル AIR アプリケーションのアップデート

ソフトウェアアップデートの開発と展開は、ネイティブコードアプリケーションの中でも最も大きなセキュリティ問題の 1 つです。モバイルデバイス上の AIR アプリケーションでは、ネイティブプラットフォームのアップデートメカニズムを使用できます。Android で使用できるメカニズムは、Android Market です。iOS で使用できるメカニズムは、Apple iTunes App Store です。