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「オーディオ」書き出し設定

書き出し設定ダイアログボックスの「オーディオ」タブに設定可能なオプションは、指定した形式によって異なります。 「オーディオ」タブには、次のようなオプションが表示されます。

オーディオコーデックまたはコーデック
オーディオのエンコードに使用するコーデックを指定します。Adobe Media Encoder で一般的に使用されているコーデックのオプションの一部を以下に示します。
AAC(Advanced Audio Coding)
多くのモバイルデバイスがサポートしている高品質エンコーディング形式です。 このコーデックは、H.264 形式の初期設定です。

AAC+ Version 1
SBR(spectral band replication)を使用して、周波数ドメイン内の圧縮効率を高めます。

SBR は、特に低ビットレートでのオーディオコーデックを強化したテクノロジで、周波数ドメイン内の倍音の冗長に基づいています。オーディオコーデックそのものはスペクトルの低~中周波数を伝送しますが、SBR はデコーダで低~中周波数を倍音に置き換えることにより、より高い周波数のコンテンツを複製します。

AAC+ Version 2
AAC のこのバージョンは、SBR と PS(Parametric Stereo)を組み合わせることで、ステレオ信号の圧縮効率を高めます。

AAC+ Version 2 ビットストリームは、ステレオオーディオ信号をモノラルにダウンミックスすることで生成されます。このときデコーダでの空間強度ステレオ生成と雰囲気の再生を記述した Parametric Stereo 情報が使用されます。デコーダは、Parametric Stereo 情報とモノラルオーディオストリームを組み合わせることにより、非常に低いビットレートを使用して、元のステレオパノラマを忠実に再現した空間を再生できます。

MainConcept MPEG Audio
MainConcept によって開発された高品質エンコード形式で、Adobe Premiere Pro、After Effects、Soundbooth に含まれています。

PCM(pulse-code modulation)Audio
非圧縮エンコード形式です。この形式のファイルは他の形式よりサイズが大きくなる傾向があります。

オーディオ形式
エンコードされたオーディオデータを格納するために使用されるファイル形式です。一部のオーディオ形式では、非圧縮のオーディオだけをサポートしています。最高の音質が得られますが、より多くのディスク容量が必要になります。一部の形式は、1 つのコーデックにのみ対応しています。形式によっては、サポートされているコーデックの一覧からコーデックを選択できるものもあります。

サンプルレートまたは周波数
より高いレートを選択すると、オーディオを個々のデジタル値に変換、つまりサンプリングする際の周波数が高くなります。サンプルレートが高くなると、オーディオの品質が向上してファイルサイズが増加し、サンプルレートが低くなると、品質が低下してファイルサイズが減少します。ただし、書き出し設定ダイアログボックスでオーディオソースのサンプルレートよりも高いサンプルレートを設定しても、品質は向上しません。ソースファイルのサンプルレートと異なるサンプルレートを設定すると、リサンプリングが必要になり、処理時間が長くなります。リサンプリングを避けるためには、書き出すときと同じレートでオーディオを録音します。

チャンネルまたは出力チャンネル
書き出すファイルのオーディオチャンネルの数を指定します。シーケンスやプロジェクトのマスタートラックのチャンネル数よりも少ないチャンネル数を選択した場合は、Adobe Media Encoder によってオーディオがミックスダウンされます。

サンプルモード
高いビット数を選択すると、オーディオサンプルの精度が向上します。ビット数を高くすると、フィルター処理やリサンプリングなどの追加処理を行う場合に、ダイナミックレンジが向上し、歪みが減少します。ビット数が高くなると処理時間やファイルサイズも大きくなり、ビット数が低いと処理時間やファイルサイズは減少します。ただし、書き出し設定ダイアログボックスでオーディオソースのビット数よりも高いビット数を設定しても、品質は向上しません。

オーディオインターリーブ
書き出すファイルのビデオフレームに挿入するオーディオ情報の挿入頻度を指定します。推奨設定については、キャプチャカードのマニュアルを参照してください。値を 1 フレームに設定すると、1 つのフレームが再生されるときにそのフレーム分のデュレーションのオーディオが RAM に読み込まれ、次のフレームが表れるまでそのフレームを再生することができます。再生時にオーディオが途切れる場合は、インターリーブの値を調整します。値を大きくすると、コンピューターにより長いオーディオセグメントを保存でき、処理の頻度が低くなります。ただし、インターリーブ値を大きくすると、より多くの RAM が必要になります。値を小さくすると、再生が滑らかになる場合があります。ほとんどのハードディスクでは、1/2 ~ 1 秒のインターリーブ値が最適な設定です。

値を 0 に設定すると、オーディオインターリーブが無効になり、レンダリング時間が短縮されます。ピクセル寸法の大きいアセットを含むプロジェクトでは、オーディオインターリーブを無効にすることを検討してください。

ビットレート(Kbps)
オーディオの出力ビットレートを指定します。 一般的に、ビットレートを高くすると、品質は向上しますが、ファイルサイズも増加します。 このオプションは、AAC、MP3 および FLV で使用できます。
注意: ここに記載されていないオプションは、該当する形式に独自に設定されているものです。 詳しくは、選択した形式の規格書を参照してください。