Adobe Premiere Pro CS3

クリップ速度の変更

クリップの速度とは、クリップが録音または録画されたときの速度に対するクリップの再生速度です。編集前のクリップは標準速度、つまり 100 % の速度で再生されます(ソースフッテージとプロジェクトのフレームレートが一致しない場合は、その違いが自動的に調整され、クリップは適正な速度で再生されます)。

クリップの速度を変更すると、再生時にソースのフレームが省略されたり、同一のフレームが繰り返されることで、ビデオまたはオーディオの再生速度が速くなったり遅くなったりします。クリップの速度の変更にともない、クリップのデュレーションも変化します。

インターレースフィールドを含むクリップの速度を変更する場合、フィールドの処理方法を調整しなければならないことがあります。特にクリップの元の速度よりも遅くする場合は、調整が必要になります(インターレースクリップまたはノンインターレースクリップの作成を参照してください)。

4 ポイント編集操作で、デュレーションに収まるようにクリップの速度を設定することもできます。

タイムラインパネルでは、クリップの速度の変化は、元の速度に対する割合としてパーセント値で表示されます。

クリップ全体の速度または方向の変更

クリップ全体の速度、方向、またはその両方を変更できます。

  1. プロジェクトパネルまたはタイムラインパネルでクリップを選択します。
  2. クリップ/速度・デュレーションを選択します。
  3. 以下のオプションを設定し、「OK」をクリックします。
    速度
    元の速度に対する割合をパーセント値で指定し、再生速度を設定します。デュレーションを変更せずに速度を変更するには、リンクボタン  をクリックして、速度とデュレーションのリンクを解除します。

    デュレーション
    クリップのデュレーションを設定します。速度を変更せずにデュレーションを変更するには、リンクボタン  をクリックして、速度とデュレーションのリンクを解除します。

    逆再生
    クリップを逆再生します。

    オーディオのピッチを維持
    クリップの速度を変更した場合に、オーディオのピッチを維持します。

レート調整ツールを使用したクリップ速度の変更

デュレーションに収まるようにクリップの速度を変更できます。

 レート調整ツール  を選択し、タイムラインパネルでクリップのいずれかの端をドラッグします。
レート調整ツールを使用したクリップ速度の変更

タイムリマップを使用したクリップのビデオ速度の変更

クリップのビデオ部分の速度を変更することができます。

  1. タイムラインパネルでクリップエフェクトメニューをクリックし、タイムリマップ/速度を選択します(クリップエフェクトメニューは、ビデオトラックの各クリップのファイル名の横に表示されます。表示されない場合は、ズームインして表示領域を確保する必要があります)。

    クリップの速度を制御する水平のラバーバンドがクリップの中央にかけて表示されます。

  2. ラバーバンドを上または下に移動すると、クリップの速度が増加または減少します。速度の変化量を元の速度のパーセント値で表すツールヒントが表示されます。

クリップのビデオ部分の再生速度を変更すると、それにともないデュレーションが伸縮します。クリップのオーディオ部分はビデオ部分にリンクされたままですが、タイムリマップでは再生速度は変わりません。

注意: タイムラインでクリップの再生速度を落として長さを延長する場合、隣接するクリップに上書きすることはできませんが、クリップを隣接するクリップとの境界まで延長して、メディアフレームを非表示のトラックアイテムのトリミングされていない最後部に押し出すことができます。これらのフレームを復元するには、クリップの後ろにスペースを作成し、右端をトリミングして表示します。