パッケージ | air.desktop |
クラス | public class URLFilePromise |
継承 | URLFilePromise EventDispatcher Object |
実装 | IFilePromise |
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 2.0 |
URLFilePromise クラスは、IFilePromise インターフェイスを実装し、URLStream オブジェクトおよび URLRequest オブジェクトをデータソースとして使用します。この実装により、HTTP や URLStream クラスでサポートしている他のプロトコルを使用して、ファイルをドラッグ&ドロップで取得できるようになります。
URL ファイルプロミスを作成するには:
- URLFilePromise オブジェクトを 1 つ以上作成して初期化します。
- URLFilePromise オブジェクトを配列に追加します。
- ClipboardFormat の
FILE_PROMISE_LIST
を使用して、この配列を新しい Clipboard オブジェクトに追加します。 - ユーザーのジェスチャに応答して、NativeDragManager の
startDrag()
メソッドを呼び出し、ファイルプロミスの配列が含まれている Clipboard オブジェクトに渡します。
ユーザーがドラッグ操作を完了すると、ランタイムによって各ファイルプロミスのデータがダウンロードされます。データは、URLFilePromise オブジェクトの request
プロパティで指定された URL でアクセスでき、relativePath
プロパティで指定されたファイルに保存されます。ファイルは、ドロップ位置の相対位置に保存されます。したがって、相対パスが foo/bar.txt
で、ファイルプロミスが home
という名前のディレクトリにある場合、作成されたファイルの位置は home¥foo¥bar.txt
になります。エラーが発生した場合、ファイルは作成されません。
URLStream クラスではアクセスできないデータソースに対応するには、IFilePromise インターフェイスを実装します。
注意:AIR ランタイムでは、IFilePromise メソッド、open()
、close()
および reportError()
メソッドを自動的に呼び出します。これらのメソッドは、アプリケーションロジックから呼び出されることはありません。同様に、この URLFilePromise オブジェクトが送出する open
、progress
、complete
および close
イベントは、主にデバッグを目的としています。アプリケーションがこれらのイベントに応答する必要はありません。
このクラスは、aircore.swc ファイルに含まれます。Adobe® AIR® のプロジェクトを作成すると、Adobe® Flash® Builder によって、このクラスが自動的にロードされます。この aircore.swc ファイルは Adobe® Flex™ SDK にも含まれています。アプリケーションをコンパイルするときに Flex SDK を使用している場合は、このファイルを含める必要があります。
Adobe® Flash® Professional(CS4 またはそれ以降)で air.desktop パッケージを使用するには:
- ファイル/パブリッシュ設定コマンドを選択します。
- Flash パネルで、ActionScript 3.0 の「設定」ボタンをクリックします。「ライブラリパス」を選択します。
- 「SWC ファイルを参照」ボタンをクリックします。Adobe Flash Professional インストールフォルダーで Adobe Flash CSn/AIKn.n/frameworks/libs/air/aircore.swc ファイルを参照します。
- 「OK」をクリックします。
-
import
ステートメントのimport air.desktop.*;
を ActionScript 3.0 コードに追加します。
関連する API エレメント
Clipboard クラス
ClipboardFormats クラス
NativeDragManager クラス
URLStream クラス
URLRequest クラス
プロパティ | 定義元 | ||
---|---|---|---|
constructor : Object
指定されたオブジェクトインスタンスのクラスオブジェクトまたはコンストラクター関数への参照です。 | Object | ||
isAsync : Boolean [読み取り専用]
リソースデータを非同期的に使用できるかどうかを示します。 | URLFilePromise | ||
relativePath : String
作成されたファイルのパス名とファイル名は、ドロップ先を基準とする相対パスで指定されます。 | URLFilePromise | ||
request : URLRequest
ドラッグ&ドロップ操作の結果としてコピーされるリソースを識別する URLRequest です。 | URLFilePromise |
メソッド | 定義元 | ||
---|---|---|---|
URLFilePromise オブジェクトを作成します。 | URLFilePromise | ||
addEventListener(type:String, listener:Function, useCapture:Boolean = false, priority:int = 0, useWeakReference:Boolean = false):void
イベントリスナーオブジェクトを EventDispatcher オブジェクトに登録し、リスナーがイベントの通知を受け取るようにします。 | EventDispatcher | ||
このメソッドを使用すると、ドラッグ&ドロップ操作時に、AIR ランタイムが適切なタイミングでデータソースを閉じることができます。 | URLFilePromise | ||
イベントをイベントフローに送出します。 | EventDispatcher | ||
EventDispatcher オブジェクトに、特定のイベントタイプに対して登録されたリスナーがあるかどうかを確認します。 | EventDispatcher | ||
オブジェクトに指定されたプロパティが定義されているかどうかを示します。 | Object | ||
Object クラスのインスタンスが、パラメーターとして指定されたオブジェクトのプロトタイプチェーン内にあるかどうかを示します。 | Object | ||
このメソッドを使用すると、ドラッグ&ドロップ操作時に、AIR ランタイムが適切なタイミングでデータソースを開くことができます。 | URLFilePromise | ||
指定されたプロパティが存在し、列挙できるかどうかを示します。 | Object | ||
EventDispatcher オブジェクトからリスナーを削除します。 | EventDispatcher | ||
このメソッドを使用すると、AIR ランタイムは、ドラッグ&ドロップ操作時に発生したエラーを報告できます。 | URLFilePromise | ||
ループ処理に対するダイナミックプロパティの可用性を設定します。 | Object | ||
ロケール固有の規則に従って書式設定された、このオブジェクトのストリング表現を返します。 | Object | ||
指定されたオブジェクトのストリング表現を返します。 | Object | ||
指定されたオブジェクトのプリミティブな値を返します。 | Object | ||
指定されたイベントタイプについて、この EventDispatcher オブジェクトまたはその祖先にイベントリスナーが登録されているかどうかを確認します。 | EventDispatcher |
イベント | 概要 | 定義元 | ||
---|---|---|---|---|
[ブロードキャストイベント] Flash Player または AIR アプリケーションがオペレーティングシステムのフォーカスを取得して、アクティブになったときに送出されます。 | EventDispatcher | |||
ファイルのデータが完全にダウンロードされたときに送出されます。 | URLFilePromise | |||
[ブロードキャストイベント] Flash Player または AIR アプリケーションがオペレーティングシステムのフォーカスを失って、非アクティブになったときに送出されます。 | EventDispatcher | |||
このイベントが送出されると、HTTP 要求は応答ヘッダーを報告します。 | URLFilePromise | |||
このイベントが送出されると、HTTP 要求は要求の状態コードを報告します。 | URLFilePromise | |||
IOError が原因でファイルをダウンロードできない場合に送出されます。 | URLFilePromise | |||
基になる URLStream 接続が開かれたときに送出されます。 | URLFilePromise | |||
基になる URLStream からデータブロックを読み取れるようになると送出されます。 | URLFilePromise | |||
セキュリティエラーが原因でファイルをダウンロードできない場合に送出されます。 | URLFilePromise |
isAsync | プロパティ |
relativePath | プロパティ |
relativePath:String
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 2.0 |
作成されたファイルのパス名とファイル名は、ドロップ先を基準とする相対パスで指定されます。
パスにはサブディレクトリを含めることができ、このサブディレクトリは、ドロップ先に基づいて解決されます。サブディレクトリは必要に応じて作成されます。サブディレクトリを含める場合は、File.separator
定数を使用して、現在のオペレーティングシステムに対応した適切なパス区切り文字を挿入してください。短縮形「..」を使用して、親ディレクトリへは移動できません。
ファイル名は、リモートリソースのファイル名と同じである必要はありません。
実装
public function get relativePath():String
public function set relativePath(value:String):void
request | プロパティ |
request:URLRequest
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 2.0 |
ドラッグ&ドロップ操作の結果としてコピーされるリソースを識別する URLRequest です。
実装
public function get request():URLRequest
public function set request(value:URLRequest):void
URLFilePromise | () | コンストラクター |
public function URLFilePromise()
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 2.0 |
URLFilePromise オブジェクトを作成します。
この URLFilePromise オブジェクトを使用する前に、request
プロパティおよび relativePath
プロパティを設定する必要があります。
close | () | メソッド |
public function close():void
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 2.0 |
このメソッドを使用すると、ドラッグ&ドロップ操作時に、AIR ランタイムが適切なタイミングでデータソースを閉じることができます。
アプリケーションロジックではこの関数を呼び出さないようにしてください。
open | () | メソッド |
public function open():IDataInput
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 2.0 |
このメソッドを使用すると、ドラッグ&ドロップ操作時に、AIR ランタイムが適切なタイミングでデータソースを開くことができます。
アプリケーションロジックではこの関数を呼び出さないようにしてください。
戻り値IDataInput |
reportError | () | メソッド |
public function reportError(e:ErrorEvent):void
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 2.0 |
このメソッドを使用すると、AIR ランタイムは、ドラッグ&ドロップ操作時に発生したエラーを報告できます。
URLFilePromise オブジェクトは、報告されたエラーイベントをすべて再送出します。アプリケーションロジックではこの関数を呼び出さないようにしてください。
パラメーター
e:ErrorEvent |
complete | イベント |
flash.events.Event
プロパティ Event.type =
flash.events.Event.COMPLETE
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 2.0 |
ファイルのデータが完全にダウンロードされたときに送出されます。
注意:AIR ランタイムは、このイベントを使用して、非同期のデータ取得プロセスを管理します。通常、アプリケーションがこのイベントに応答して何らかの操作を実行する必要はありません。
Event.COMPLETE
定数は、type
プロパティ(complete
イベントオブジェクト)の値を定義します。
このイベントには、次のプロパティがあります。
プロパティ | 値 |
---|---|
bubbles | false |
cancelable | false は、キャンセルするデフォルトの動作がないことを示します。 |
currentTarget | イベントリスナーで Event オブジェクトをアクティブに処理しているオブジェクトです。 |
target | 読み込みが完了したネットワークオブジェクトです。 |
httpResponseStatus | イベント |
flash.events.HTTPStatusEvent
プロパティ HTTPStatusEvent.type =
flash.events.HTTPStatusEvent.HTTP_RESPONSE_STATUS
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 2.0 |
このイベントが送出されると、HTTP 要求は応答ヘッダーを報告します。
httpStatus
イベントと異なり、httpResponseStatus
イベントは応答データの前に配信されます。また、httpResponseStatus
イベントには responseHeaders
プロパティと responseURL
プロパティの値が含まれます(これらは httpStatus
イベントでは定義されていません)。httpResponseStatus
イベントは、発生した場合、complete
イベントまたは error
イベントの前に、これらのイベントとは別に送信されます。
HTTPStatusEvent.HTTP_RESPONSE_STATUS
定数は、type
プロパティ(httpResponseStatus
イベントオブジェクト)の値を定義します。
このイベントには、次のプロパティがあります。
プロパティ | 値 |
---|---|
bubbles | false |
cancelable | false は、キャンセルするデフォルトの動作がないことを示します。 |
currentTarget | イベントリスナーで Event オブジェクトをアクティブに処理しているオブジェクトです。 |
responseURL | 応答の返送元の URL です。 |
responseHeaders | 返された応答ヘッダー(URLRequestHeader オブジェクトの配列)です。 |
status | サーバーから返された HTTP ステータスコードです。 |
redirected | 応答にリダイレクトの結果があるかどうか。 |
target | HTTP ステータスコードを受け取るネットワークオブジェクトです。 |
httpStatus | イベント |
flash.events.HTTPStatusEvent
プロパティ HTTPStatusEvent.type =
flash.events.HTTPStatusEvent.HTTP_STATUS
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 2.0 |
このイベントが送出されると、HTTP 要求は要求の状態コードを報告します。
HTTPStatusEvent.HTTP_STATUS
定数は、type
プロパティ(httpStatus
イベントオブジェクト)の値を定義します。
このイベントには、次のプロパティがあります。
プロパティ | 値 |
---|---|
bubbles | false |
cancelable | false は、キャンセルするデフォルトの動作がないことを示します。 |
currentTarget | イベントリスナーで Event オブジェクトをアクティブに処理しているオブジェクトです。 |
status | サーバーから返された HTTP ステータスコードです。 |
target | HTTP ステータスコードを受け取るネットワークオブジェクトです。 |
ioError | イベント |
flash.events.IOErrorEvent
プロパティ IOErrorEvent.type =
flash.events.IOErrorEvent.IO_ERROR
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 2.0 |
IOError が原因でファイルをダウンロードできない場合に送出されます。
type
プロパティ(ioError
イベントオブジェクト)の値を定義します。
このイベントには、次のプロパティがあります。
プロパティ | 値 |
---|---|
bubbles | false |
cancelable | false は、キャンセルするデフォルトの動作がないことを示します。 |
currentTarget | イベントリスナーで Event オブジェクトをアクティブに処理しているオブジェクトです。 |
errorID | 特定のエラーに関連付けられた参照番号です(AIR のみ)。 |
target | 入出力エラーが発生したネットワークオブジェクトです。 |
text | エラーメッセージとして表示されるテキストです。 |
open | イベント |
flash.events.Event
プロパティ Event.type =
flash.events.Event.OPEN
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 2.0 |
基になる URLStream 接続が開かれたときに送出されます。
注意:AIR ランタイムは、このイベントを使用して、非同期のデータ取得プロセスを管理します。通常、アプリケーションがこのイベントに応答して何らかの操作を実行する必要はありません。
Event.OPEN
定数は、type
プロパティ(open
イベントオブジェクト)の値を定義します。
このイベントには、次のプロパティがあります。
プロパティ | 値 |
---|---|
bubbles | false |
cancelable | false は、キャンセルするデフォルトの動作がないことを示します。 |
currentTarget | イベントリスナーで Event オブジェクトをアクティブに処理しているオブジェクトです。 |
target | 接続をオープンしたネットワークオブジェクトです。 |
progress | イベント |
flash.events.ProgressEvent
プロパティ ProgressEvent.type =
flash.events.ProgressEvent.PROGRESS
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 2.0 |
基になる URLStream からデータブロックを読み取れるようになると送出されます。
注意:AIR ランタイムは、このイベントを使用して、非同期のデータ取得プロセスを管理します。通常、アプリケーションがこのイベントに応答して何らかの操作を実行する必要はありません。
type
プロパティ(progress
イベントオブジェクト)の値を定義します。
このイベントには、次のプロパティがあります。
プロパティ | 値 |
---|---|
bubbles | false |
bytesLoaded | リスナーがイベントを処理しているときに読み込まれたアイテム数またはバイト数です。 |
bytesTotal | 読み込みプロセスが成功した場合に最終的に読み込まれるアイテムまたはバイトの総数です。 |
cancelable | false は、キャンセルするデフォルトの動作がないことを示します。 |
currentTarget | イベントリスナーで Event オブジェクトをアクティブに処理しているオブジェクトです。 |
target | 進行状況をレポートする オブジェクトです。 |
securityError | イベント |
flash.events.SecurityErrorEvent
プロパティ SecurityErrorEvent.type =
flash.events.SecurityErrorEvent.SECURITY_ERROR
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 2.0 |
セキュリティエラーが原因でファイルをダウンロードできない場合に送出されます。
SecurityErrorEvent.SECURITY_ERROR
定数は、type
プロパティ(securityError
イベントオブジェクト)の値を定義します。
このイベントには、次のプロパティがあります。
プロパティ | 値 |
---|---|
bubbles | false |
cancelable | false は、キャンセルするデフォルトの動作がないことを示します。 |
currentTarget | イベントリスナーで Event オブジェクトをアクティブに処理しているオブジェクトです。 |
target | セキュリティエラーを報告するネットワークオブジェクトです。 |
text | エラーメッセージとして表示されるテキストです。 |
Tue Jun 12 2018, 10:34 AM Z