スクロールテキストの作成

Flash Lite 1.1 は、スクロールテキストフィールドを作成できる scroll および maxscroll テキストフィールドプロパティをサポートします。scroll プロパティは、テキストブロック内で表示可能な最初の行を指定します。この値は取得および設定が可能です。たとえば、次のコードは、変数名が story_text であるテキストフィールドを下へ 5 行スクロールします。

story_text.scroll += 5;

maxscroll プロパティは、テキストブロック内でテキストの最終行が表示されている場合、テキストブロック内で表示可能な最初の行を指定します。このプロパティは読み取り専用です。テキストフィールドの maxscroll プロパティを scroll プロパティと比較することによって、ユーザーがテキストフィールド内でどれくらいスクロールしたかを特定できます。この機能は、最大スクロール位置に対するユーザーの現在のスクロール位置をフィードバックするようなスクロールバーを作成する場合に便利です。

スクロールテキストフィールドを作成して ActionScript で制御するには :

  1. Flash で、新規モバイルドキュメントを作成します。

  2. テキストツールを使用して、ステージをクリックし、ステージ上で次の図のようなサイズになるまでテキストフィールドをドラッグします。


  3. プロパティインスペクタの行タイプポップアップメニューから複数行を選択します。

  4. プロパティインスペクタのテキストの種類ポップアップメニューから「動的テキスト」を選択します。

  5. プロパティインスペクタのフォントのレンダリング方法ポップアップメニューからデバイスフォントの使用を選択します。

  6. テキスト/スクロール可能を選択して、テキストフィールドをスクロール可能にします。

  7. プロパティインスペクタの「Var」テキストボックスに、storyと入力します。これにより ActionScript 変数名 story をテキストフィールドに関連付けられます。

  8. テキストフィールド内をダブルクリックし、テキストを入力します。多すぎて一部が下端に表示されないぐらいの量を入力します。


  9. 新しいボタンシンボルを作成し、インスタンスをステージまたはステージ外の領域に追加します。

    このボタンは、key catcher ボタンとして機能し、ユーザーに表示する必要はありません。Key Catcher ボタン作成について詳しくは、「Key Catcher ボタンの作成」を参照してください。

  10. ボタンを選択し、アクションパネル(ウィンドウ > アクション)を開きます。

  11. アクションパネルで、次のコードを入力します。

    on(keyPress "<Down>") { 
        story.scroll++; 
    } 
    on(keyPress "<Up>") { 
        story.scroll--; 
    }
  12. 制御/ムービープレビューを選択して Adobe Device Central エミュレータでアプリケーションをテストします。

    キーボードの上下矢印キーを押して(またはエミュレータのキーパッドの上下ボタン)、テキストを上下にスクロールします。

この例では簡単にするために、オーサリングツールでテキストフィールドのコンテンツを入力できます。ActionScript を使用して、テキストフィールドのコンテンツを更新するように例を簡単に変更できます。実行するには、複数のテキストフィールドに割り当てる変数名に目的のテキストを割り当てる ActionScript を記述します(この例では、story)。

story = "Lorem ipsum dolor sit amet, consectetuer adipiscing elit. Sed ipsum. Nam tempus. Nullam sed velit eget sem consectetuer tempor. Morbi eleifend venenatis pede. Cras ac lorem eget massa tincidunt iaculis...etc."