プロジェクトの操作



プロジェクトの概要

Flash プロジェクトを使用して、複数のドキュメントファイルを単一プロジェクトとして管理できます。Flash プロジェクトにより、関連する複数のファイルをグループ化して複雑なアプリケーションを作成できます。

Flash プロジェクトには、任意の Flash またはその他のファイル形式を含めることができ、以前のバージョンの FLA および SWF ファイルも管理できます。

プロジェクトの作成および管理

プロジェクトを作成および管理するには、プロジェクトパネル(ウィンドウ/その他のパネル/プロジェクト)を使用します。このパネルには、Flash プロジェクトのコンテンツが折りたたみ可能なツリー構造で表示されます。パネルのタイトルバーにはプロジェクト名が表示されます。

特定の種類のプロジェクトファイルが指定の場所にない場合、どのアイテムがないかを示すダイアログで存在しないファイルについての警告が表示され、ファイルの場所を参照するように促されます。存在しないファイルは、ルートプロジェクトフォルダ以外の外部フォルダであることが一般的です。 他のすべてのファイルは、ルートプロジェクトフォルダの場所に基づいて自動的に更新されます。

プロジェクトのパブリッシュ時に、パブリッシュリスト内の FLA ファイル(FLA 名の横にチェックマークのあるもの)は、それぞれのファイルに指定されているパブリッシュプロファイルとともにパブリッシュされます。

一度に開くことのできるプロジェクトは 1 つです。プロジェクトが開いているときに、別のプロジェクトを開くか作成すると、Flash により、最初に開いていたプロジェクトが自動的に保存されて閉じられます。

フルサイズのグラフィックを表示
プロジェクトパネル

A.
プロジェクトメニュー

B.
オプションメニュー

C.
固定

D.
新規フォルダ

E.
新規ファイル

F.
クラスを作成

プロジェクトの作成

  1. プロジェクトメニューから「新規プロジェクト」を選択します。
  2. フォルダを参照します。
  3. プロジェクトの名前を選択します。プロジェクトパネルは、デフォルトで選択したプロジェクトを含むフォルダの名前を使用します。
  4. ActionScript のバージョンメニューから、作成するプロジェクトの種類(ActionScript 3.0 または ActionScript 2.0)を選択します。

    Flash によってそのプロジェクトがプロジェクトメニューに追加され、選択したフォルダを含むディレクトリの内容がプロジェクトパネルに表示されます。

Flash は最初に選択されたフォルダのディレクトリを読み取ります。ディレクトリを変更するには、別のプロジェクトを作成します。

クイックプロジェクトの作成

プロジェクトパネルを使用すると、現在開いている FLA ファイルを基に素早くプロジェクトを作成することができます。クイックプロジェクトは他のプロジェクトとまったく同じです。

 プロジェクトメニューから「クイックプロジェクト」を選択します。

一番前の FLA ファイルをデフォルトのドキュメントとして使用してプロジェクトが作成されます。クイックプロジェクトには FLA ファイルの名前が付けられます。

クイックプロジェクトの削除はプロジェクトメニューから行います。

複数のクイックプロジェクトを作成できます。

注意: 別のプロジェクトのルートにある FLA ファイルからクイックプロジェクトを作成すると、そのプロジェクトの名前が FLA ファイルの名前に変更され、デフォルトのドキュメントが FLA ファイルに設定されます。

既存のプロジェクトを開く

  1. ウィンドウ/その他のパネル/プロジェクトを選択してプロジェクトパネルを開きます。
  2. プロジェクトパネルのプロジェクトポップアップメニューから「プロジェクトを開く」を選択します。
  3. フォルダを参照ダイアログボックスを使用してプロジェクトを含むフォルダに移動して「OK」をクリックします。
注意: Flash プロジェクトパネルで Dreamweaver プロジェクトを開くことはできません。

プロジェクトを閉じる

 オプションポップアップメニューから「プロジェクトを閉じる」を選択します。

プロジェクトの削除

  1. 削除するプロジェクトを開きます。
  2. オプションポップアップメニューから「プロジェクトを削除」を選択します。
  3. プロジェクトの削除方法を選択します。
    • プロジェクトパネルから現在アクティブなプロジェクトを削除する

    • プロジェクトパネルから現在アクティブなプロジェクトを削除し、プロジェクトディレクトリに保存されたすべてのファイルを削除する。これによってファイルシステムから選択したファイルすべてが削除されます。

Flash が選択されたプロジェクトをプロジェクトパネルから削除します。

以前のプロジェクトの新規プロジェクト形式への変換

旧バージョンの Flash では、プロジェクトは、ファイル名拡張子 .flp を持つ XML ファイル(例 myProject.flp)です。Flash の以前のバージョンで作成したプロジェクトを使用するには、古いプロジェクトを新しい形式に変換する必要があります。

  1. ウィンドウ/その他のパネル/プロジェクトを選択してプロジェクトパネルを開きます。
  2. プロジェクトパネルのプロジェクトポップアップメニューから「プロジェクトを開く」を選択します。
  3. フォルダを参照ダイアログボックスを使用して FLP ファイルを含むフォルダに移動し、「OK」をクリックします。これにより、このフォルダが変換後のプロジェクトのルートフォルダに指定されます。

指定したフォルダの内容がプロジェクトパネルに表示されます。

プロジェクトへの新しいファイルまたはフォルダの追加

プロジェクトパネルを使用すると、ファイルやフォルダを開いたり、作成および削除することができます。

プロジェクトパネルでは、ファイル名拡張子でファイルがフィルタリングされますが、ファイル名の前にアンダースコアなどの特殊文字を追加して、手動でファイルを非表示にすることができます。この機能を有効にするには、パネル環境設定(オプション/パネル環境設定)の「次の文字から始まるファイルまたはフォルダを隠す」セクションに、フィルタリングに使用する特殊文字を入力します。

デフォルトでは、プロジェクトパネルには Flash ドキュメントの形式(FLA、SWF、SWC、AS、JSFL、ASC、MXML、TXT、XML)だけが表示されますが、パネル環境設定(オプション/パネル環境設定)の「設定」タブでカスタム形式を追加することができます。

プロジェクトパネルで最近開かれたファイルはすべて、プロジェクトツリーの上端にある「最近使用したファイル」フォルダに表示されます。

「最近使用したファイル」の一覧は開かれた順に表示されます。このリストには、プロジェクトパネルで開かれたファイルだけが表示されます。最近使用したファイルのフォルダの有効 / 無効は、パネル環境設定の「設定」タブにある「最近使用したファイルを表示」チェックボックスで切り替えます。リストに表示するファイルの数も指定できます。

「最近使用したファイル」リストをクリアするには、オプションメニューから「最近使用したファイルをクリア」を選択するか、「最近使用したファイル」フォルダを右クリックし、コンテキストメニューから「最近使用したファイルをクリア」を選択します。「最近使用したファイル」リストをクリアしても、コンピュータからファイルは削除されません。

  1. ファイルまたはフォルダの作成先となるフォルダを選択します。選択しない場合、Flash によってプロジェクトルートフォルダにファイルまたはフォルダが作成されます。
  2. パネルの下部にある「新規作成」または「新規フォルダ」ボタンをクリックします。
  3. 名前とファイル形式を選択します(ファイルのみ)。「ファイルを作成して開く」チェックボックスをオンにして、Flash で新しいファイルを開きます。次に、「ファイルを作成」をクリックします。
注意: 指定した名前のファイルまたはフォルダが既に存在している場合、ファイルやフォルダが存在しているという警告のダイアログが表示されます。

新しいファイルがファイルリストに表示されます。

プロジェクトの名前の変更

  1. プロジェクトパネルでプロジェクト名を選択します。
  2. オプションポップアップメニューから「プロジェクトの名前を変更」を選択します。
  3. 新しい名前を入力し、「OK」をクリックします。

[プロジェクト] パネルからファイルを開く

 [プロジェクト] パネルで、ファイル名をダブルクリックします。

ファイル形式がネイティブファイル(Flash オーサリングツールでサポートされているファイル形式)の場合は、ファイルが Flash で開きます。ネイティブファイルタイプでない場合は、そのファイルを作成したアプリケーションで開きます。

プロジェクトからのファイルまたはフォルダの削除

  1. ファイルリストから削除するファイルまたはフォルダを選択します。
  2. アイコントレイの右端にある削除アイコンをクリックするか、Delete キーを押します。

    ファイルまたはフォルダを右クリックし、コンテキストメニューから「削除」を選択することもできます。

  3. 表示されるダイアログボックスで選択を確認します。

    Flash によって、そのファイルがハードドライブから完全に削除されます。ファイルまたはディレクトリを削除すると、元に戻すことはできません。フォルダを削除すると、それに含まれるファイルとサブディレクトリも削除されます。

プロジェクトへの外部フォルダの追加

プロジェクトパネルを使用すると、プロジェクトルートフォルダ以外の場所にあるフォルダを「保存先」として追加することができます。フォルダパスは、グローバルにもプロジェクトごとにも追加(および表示または非表示)することができます。保存先はその他のフォルダと同様に機能し、プロジェクトルートフォルダ内のフォルダと同じ機能を持ちます。

  1. パネル環境設定またはプロジェクト設定を開きます。
  2. 「保存先」タブを選択します。
  3. プロジェクトファイルリストに保存先が表示されるようにするには、「ルートプロジェクトフォルダ以外の場所で追加のソースフォルダを指定」チェックボックスをオンにします。
  4. 「+」ボタンをクリックします。
  5. 追加する保存先に移動します。
  6. その保存先に名前を付けます。

    保存先名は、パネル環境設定またはプロジェクト設定で、対象の保存先を選択して「保存先の名前を変更」ボタンをクリックすることでいつでも変更できます。

  7. 保存先の追加が終了したら、「OK」をクリックしてダイアログを閉じます。保存先用のフォルダが、ファイルリスト内の他のすべてのフォルダの上に表示されます。

オペレーティングシステムのファイルブラウザで保存先を削除することはできません。プロジェクト設定またはパネル環境設定の「保存先」タブを使用して削除します。

ActionScript クラスの作成

プロジェクトパネルでは、ActionScript パッケージ構造内でのテンプレートベースの ActionScript クラスの作成がサポートされます。「クラスを作成」ボタンを使用して、指定したパッケージにクラスファイルを追加します。ActionScript 3.0 および ActionScript 2.0 のテンプレートがサポートされます。

パネル環境設定を使用してクラスのオプションを指定します。パネル環境設定の「クラス」タブにある「クラスの保存先」テキストボックスでフォルダを指定すると、プロジェクトパネルのプロジェクトディレクトリ内に、新しいクラスのデフォルトの場所であることを示す記号 <> 付きでそのフォルダが表示されます。プロジェクトパネルを使用してパブリッシュするときに、Flash によってこのフォルダがクラスパスに追加されます。

このクラスパスフォルダは、プロジェクトフォルダのサブディレクトリ、プロジェクトフォルダからの相対パス上のディレクトリ、またはコンピュータ上の任意の場所に置くことができます。クラスパスは、パネル環境設定でグローバルに設定することも、プロジェクト設定でプロジェクトごとに設定することもできます。デフォルトでは、すべてのクラスパッケージはプロジェクトのルートに保存されます。

クラスフォルダの表示 / 非表示は、プロジェクトパネル環境設定の「設定」タブで切り替えることができます。

  1. プロジェクトパネルの下部にある「クラスを作成」ボタンをクリックします。
  2. クラスのパッケージパスを入力します。
  3. 「クラスをライブラリシンボルにバインド」を選択して、ライブラリ内にムービークリップを作成します(パッケージパスと同じフォルダ構造)。既存のムービークリップをバインドするには、ライブラリ内のムービークリップを選択し、クラスを作成ダイアログボックスの「選択したライブラリシンボルを使用」を選択します。そのムービークリップがライブラリ内の適切な場所に移動され、新しいクラスを反映するようにシンボルリンケージが更新されます。
  4. 「ステージのインスタンスを自動宣言」を選択し、新しいクラスファイル内に変数宣言と import ステートメントを追加して、選択したムービークリップのタイムライン上のすべての名前付きインスタンスについて定義します。
  5. 「ファイルを作成して開く」をオンにすると、クラスファイルを作成した後に編集用にファイルを開くことができます。
  6. 「クラスを作成」をクリックします。

    プロジェクトパネルで、クラステンプレートを基にクラスファイルが作成され、適切なパッケージディレクトリに保存されます。必要な場合は、ディレクトリが作成されます。

「クラスを作成」ボタンをクリックしても、クラスファイルは上書きされません。ファイルが存在する場合、新しいファイルは作成されません。これは、既存のクラスファイルをムービークリップにバインドし、ムービークリップを適切なライブラリフォルダに移動し、適切なリンケージを設定する場合に便利です。

クラステンプレートの作成

プロジェクトパネルでは、クラスファイルの作成時に使用するシンプルなテンプレート構造がサポートされます。このシステムは 4 つのファイルで構成されます。すべての基本ファイルは、/Project/templates/ サブディレクトリ内の Flash Configuration フォルダにあります。

4 つのファイルは以下のとおりです。

  1. boundClass_as2.as

  2. boundClass_as3.as

  3. standardClass_as2.as

  4. standardClass_as3.as

これらの各テンプレートファイルには、新しいクラスの作成時に動的なデータで置き換えられるカスタムテンプレートタグが含まれます。クラステンプレートファイル内のどこにでもこれらのタグを配置できます。

各ファイルに含まれるタグを以下に示します。

  • すべてのクラス:

    %PACKAGE_NAME%

    %CLASS_NAME%

    %BASE_CLASS_NAME%(AS3 のみ)

  • バインドされたクラスのみ:

    %LINKAGE_ID%

    %AUTO_IMPORTS%

    %AUTO_ELEMENTS%

テンプレートファイルを作成するには、テンプレートファイルを変更するか、独自のクラステンプレートを作成します。デフォルトのクラステンプレートを変更するには、パネル環境設定を開き、正しいテンプレートファイルを指定します。その後、Flash はすべてのプロジェクトにこのファイルを使用します。

プロジェクト設定ダイアログにも同様のタブがあり、それを使用するとプロジェクトごとにテンプレートファイルを設定できます。

パネル環境設定で設定したテンプレートは、新規プロジェクトの作成時にのみ使用されます。プロジェクトのテンプレートパスを変更するには、プロジェクト設定でパスを設定します。プロジェクト設定およびパネル環境設定では、テンプレートパスを絶対パスで指定する必要があります。相対パスはサポートされません。

ディレクトリの固定

大規模なプロジェクトで作業するときは、特定のディレクトリ内のファイルだけを表示して混乱を防ぐことができます。

  1. 固定するディレクトリを選択します。
  2. 「ディレクトリを固定」ボタンをクリックします。

    「ディレクトリを固定」ボタンが「ディレクトリを固定解除」ボタンに変わり、選択したディレクトリがプロジェクトリストのルートに表示されます。

別のディレクトリを固定するには、まず現在の固定されたディレクトリの固定を解除します。

保存先およびクラスフォルダ(およびそれらのサブフォルダ)も固定できます。保存先またはクラスフォルダ(またはサブフォルダ)を固定すると、クラスフォルダは表示されません。

FLA ファイルのコンパイル

  • FLA ファイルをテスト、パブリッシュ、または書き出すには、プロジェクトツリー内の FLA ファイルを右クリック(Windows)または Command キーを押しながらクリック(Macintosh)し、コンテキストメニューからそれぞれのアクションを選択します。

  • プロジェクトをテストするには、「プロジェクトのテスト」ボタンをクリックします。

    デフォルトドキュメントとして指定したムービーがコンパイルされ、結果の SWF ファイルが開かれます。FLA ファイルを右クリック(Windows)または Command キーを押しながらクリック(Macintosh)し、コンテキストメニューから「デフォルトのドキュメントにする」を選択すれば、いつでもデフォルトドキュメントを変更できます。

プロジェクトパネルを使用すると、パブリッシュリストを作成できます。これは、いつでもバッチでコンパイルできる FLA ファイルのリストです。

  • パブリッシュリストのファイルを追加または削除するには、プロジェクトリスト内の各 FLA ファイルの右にあるチェックボックスをオンにします。

  • パブリッシュリスト内のファイルをパブリッシュするには、プロジェクトパネルのオプションメニューから「パブリッシュリスト」をクリックします。

    コンパイル中にいずれかの FLA ファイルにエラーがあると、リストのコンパイルが停止し、出力パネルにエラーが表示されます。

Flex クラスファイルで使用する Flash プロジェクトの作成

Flash では、Flex で使用するスキンなどのビジュアルエレメントや、Flex の ActionScript コードを作成し、その結果生成された SWF ファイルを Flash でパブリッシュすることができます。Flex クラスファイルを Flash でサポートするため、プロジェクトパネルには Flex SDK の識別機能があります。

Flex クラスを Flash で使用するには、Flex SDK の場所を指定する必要があります。

  1. プロジェクトを作成します。
  2. オプションポップアップメニューからプロジェクトプロパティを選択します。
  3. 「パス」タブを選択し、ディレクトリパスを入力するか、Flex SDK を選択します。例:C:¥Program Files¥Adobe FlexBuilder 3¥sdks¥3.0.0
  4. 「パス」タブで「ソース」タブを選択し、ActionScript クラスファイルが格納されているフォルダのパスを追加します。

    「+」ボタンをクリックしてパスを入力するか、「参照」ボタンをクリックしてクラスファイルが格納されているフォルダを選択します。パスを削除するには、パスを選択して「-」ボタンをクリックします。

  5. 「ライブラリ」タブを選択し、SWC(Flash コンポーネント)ファイルのパスまたは SWC ファイルが格納されているフォルダのパスを入力します。

    「+」ボタンをクリックしてパスを入力するか、「参照」ボタンをクリックして SWC ファイルが格納されているフォルダを選択します。SWC ファイルまたはフォルダを削除するには、対象のファイルまたはフォルダを選択して「-」ボタンをクリックします。

  6. 「外部ライブラリ」タブを選択し、ランタイム共有ライブラリとしてロードされる SWC(Flash コンポーネント)ファイルのパスまたは SWC ファイルが格納されているフォルダのパスを入力します。

    「+」ボタンをクリックしてパスを入力するか、「参照」ボタンをクリックして SWC ファイルが格納されているフォルダを選択します。SWC ファイルまたはフォルダを削除するには、対象のファイルまたはフォルダを選択して「-」ボタンをクリックします。

  7. 「OK」をクリックします。