Adobe Audition 3.0

編集ビューとマルチトラックビューの比較

Adobe Audition には、オーディオファイル編集用のビューとマルチトラック用のビューがあります。個々のファイルを編集するには、編集ビューを使用します。複数のオーディオファイルをミキシングして MIDI とビデオに統合するには、マルチトラックビューを使用します。

編集ビューとマルチトラックビューでは異なる編集方法を用い、それぞれに特有の長所があります。編集ビューでは、オーディオデータを変更し、ファイルを保存すると元に戻すことのできないディストラクティブ編集法が用いられます。このような恒久的な変更は、サンプルレートやビットデプスの変換、マスタリング、バッチ処理などに適しています。マルチトラックビューではノンディストラクティブ編集法が用いられます。これは恒久的にファイルを変更するのではなく、リアルタイムに実行され、多くの処理能力が必要になりますが、柔軟性は高くなります。つまり、複数のレイヤーから成る音楽作品やビデオサウンドトラックを徐々に作成、変更を繰り返す場合に適しています。

プロジェクトの要件に合わせて、ディストラクティブ編集とノンディストラクティブ編集を組み合わせることができます。例えば、マルチトラック内のクリップにディストラクティブ編集を行いたい場合は、クリップをダブルクリックすると編集ビューを開けます。同様に、編集済みの波形に対して行った変更が好ましくない場合は、「取り消し」コマンドを使用して前の状態に戻すことができます。ディストラクティブ編集は、ファイルを保存するまで適用されません。

編集ビューについて詳しくは、オーディオファイルの編集を参照してください。マルチトラックビューについて詳しくは、マルチトラックセッションのミキシングを参照してください。