モーショントラッキングの制御

モーショントラッキングを設定、分析および適用するには、トラッカーパネルを使用します。

ソース
トラックするモーションを含むレイヤー。
注意: ソースメニューには、モーションのあるソースフッテージアイテムを含むレイヤーや、コンポジションレイヤーが表示されます。レイヤーをプリコンポーズすると、ソースメニューで使用できるようにできます。

現在のトラック
アクティブなトラッカー。このメニューからトラッカーを選択して、トラッカーの設定をいつでも変更できます。

トラックの種類
使用するトラッキングモード。いずれのモードでもモーショントラッキングの動作自体は同じですが、トラックポイントの数とトラッキングデータがターゲットに適用される方法が異なります。
  • 「スタビライズ」は、位置、回転およびスケールをトラックして、トラックした(ソース)レイヤー内の動きを補正します。位置をトラックする場合は、トラックポイントが 1 つ作成され、ソースレイヤーにアンカーポイントキーフレームが生成されます。回転をトラックする場合は、トラックポイントが 2 つ作成され、ソースレイヤーに回転キーフレームが生成されます。スケールをトラックする場合は、トラックポイントが 2 つ作成され、ソースレイヤーにスケールキーフレームが生成されます。

  • 「トランスフォーム」は、位置、回転およびスケールをトラックして、別のレイヤーに適用します。位置をトラックする場合は、トラックするレイヤーにトラックポイントが 1 つ作成され、ターゲットに位置キーフレームが設定されます。回転をトラックする場合は、トラックするレイヤーにトラックポイントが 2 つ作成され、ターゲットに回転キーフレームが設定されます。スケールをトラックする場合は、トラックポイントが 2 つ作成され、ターゲットにスケールキーフレームが生成されます。

  • 「平行コーナーピン」は、歪曲と回転をトラックしますが、遠近はトラックしません。平行な線は平行のままで、相対的な距離が保たれます。このモードでは、レイヤーパネルで 3 つのトラックポイントが使用され、4 番目のポイントの位置が計算されます。そして、コーナーピンエフェクトのプロパティグループに 4 つのコーナーポイントのキーフレームが設定され、ターゲットに追加されます。4 つのコーナーポイントの配置は、4 つのアタッチポイントでマークされます。

  • 「遠近コーナーピン」は、レイヤーで歪曲、回転および遠近をトラックします。このモードでは、レイヤーパネルで 4 つのトラックポイントが使用され、コーナーピンエフェクトのプロパティグループに 4 つのコーナーポイントのキーフレームが設定され、ターゲットに追加されます。4 つのコーナーポイントの配置は、4 つのアタッチポイントでマークされます。このモードは、開いたドアからみえる景色のイメージや、角を曲がるバスの側面に使用すると便利です。

  • 「Raw」は位置のみをトラックします。「適用」ボタンを使用しないでトラッキングデータを生成するときにこのモードを使用します。例えば、「アタッチポイント」プロパティのキーフレームをペイントストロークの「位置」プロパティにコピー&ペーストしたり、エクスプレッションを使用して、ステレオミキサーエフェクトのエフェクトプロパティを「アタッチポイント」プロパティの X 座標にリンクしたりできます。トラッキングデータは、トラックするレイヤーに保存されます。「ターゲットを設定」ボタンと「適用」ボタンは、このトラッキングオプションでは使用できません。トラックポイントを追加するには、トラッカーパネルのメニューから「新規トラックポイント」を選択します。

ターゲット
トラッキングデータが適用されるレイヤーやエフェクトコントロールポイント。ターゲットにプロパティやキーフレームを追加することにより、動きを加えたり、スタビライズしたりします。ターゲットを変更するには、「ターゲットを設定」をクリックします。トラックの種類メニューで「Raw」を選択した場合、ターゲットはトラッカーに関連付けられません。

分析ボタン
ソースフッテージ内のトラックポイントのフレーム間の分析を開始します。
  • 前のフレームを分析  は、1 つ前のフレームに戻って前のフレームを分析します。

  • 逆再生方向に分析  は、現在の時間インジケータからトリムしたレイヤーのデュレーションの最初まで逆方向に分析します。

  • 再生方向に分析  は、現在の時間インジケータからトリムしたレイヤーのデュレーションの最後まで分析します。

  • 次のフレームを分析 は、次のフレームに進んで次のフレームを分析します。

注意: 分析が始まると、逆再生方向に分析ボタンと再生方向に分析ボタンは停止ボタンに変わります。トラックがドリフトしたり、その他の問題が発生したりした場合は、このボタンを使用して分析を停止できます。

リセット
ターゲット領域、検索領域、アタッチポイントを初期設定の位置に復元し、現在選択されているトラックからトラッキングデータを削除します。アタッチしたターゲットレイヤーに既に適用されているトラッカー制御の各設定とキーフレームは、変更されずに残ります。

適用
トラッキングデータを(キーフレームとして)アタッチするターゲットレイヤーまたはエフェクトコントロールポイントに適用します。