Adobe® Flash® で作成したビデオやアニメーションを、After Effects® に読み込んで編集や処理を行うことができます。 例えば、Flash アニメーションやアプリケーションを QuickTime ムービーまたは Flash® Video(FLV)ファイルとして書き出し、 次に、After Effects を使用してこのビデオを編集、処理します。
After Effects で編集、合成したビデオを、Flash を使用してパブリッシュすることができます。 また、Flash でさらに編集する場合は、After Effects で編集したビデオを Flash コンテンツとして書き出すこともできます。
Flash を使用してアニメーションまたはアプリケーションを作成すると、Flash のファイル/書き出し/ムービーを書き出しコマンドを使用して、QuickTime ムービーとして書き出すことができます。 Flash アニメーションでは、アニメーションのビデオ出力を最適化できます。 Flash アプリケーションでは、アプリケーションのビデオが実行時にレンダリングされるので、ユーザがビデオを操作することができます。 この結果、ビデオファイルに含めるアプリケーションのブランチや状態をキャプチャできます。
After Effects で完成したビデオをレンダリングする場合は、レンダーキューの出力モジュール設定で Adobe Flash Video(FLV)形式を選択し、FLV ファイルを直接書き出します。 これにより、Flash Video Encoder アプリケーションが起動し、サイズ、圧縮、またその他の出力オプションが提供されます。 すべての After Effects マーカーがキューポイントとして FLV ファイルに追加されます。
レンダリングされた FLV ファイルを Flash に読み込み、SWF ファイルとしてパブリッシュすることができます。このファイルは Flash Player で再生できます。
FLV ファイルを Flash に読み込むと、スクリプトや Flash コンポーネントなどの様々な手法を使用して、ビデオ周辺の視覚的なインターフェイスを制御できます。 例えば、再生コントロールやその他のグラフィックも含めることができます。 また、グラフィックレイヤーを FLV ファイルの上に追加し、合成エフェクトを作成することもできます。
Flash と After Effects には、ビデオやグラフィックの複雑な合成を実行するための多くの機能が含まれます。 使用するアプリケーションは、個人的な好みや作成する最終出力によって異なります。
Flash は、After Effects より Web 指向のアプリケーションで、最終的なファイルサイズを小さくすることができます。 また、Flash を使用すると、アニメーションを実行時に制御することもできます。 After Effects はビデオやフィルムの製作に適しており、幅広い視覚効果を提供できます。通常は、最終出力としてビデオファイルを作成するために使用されます。
いずれのアプリケーションも、オリジナルのグラフィックやアニメーションの作成に使用できます。 いずれもタイムラインを使用し、アニメーションをプログラムで制御するためのスクリプト機能を備えています。 After Effects には、Flash よりも多くのエフェクトが含まれますが、スクリプト機能を比較すると、Flash の ActionScript™ 言語の方が制御が充実しています。
いずれのアプリケーションでも、編集時にエフェクトを適用しても、元の画像自体は変更されません。 これらのエフェクトは、必要に応じてオンとオフを切り替えることができます。
Flash では、合成内容はビデオコンテンツに直接影響を与えず、Flash Player での再生時にのみビデオの外観を変化させます。 これに対し、After Effects では、読み込んだビデオを編集してビデオファイルを書き出す際に、画像とエフェクトを実際に合成します。
After Effects でのすべての描画とペイントは、読み込まれたビデオには影響を与えずに実行されるので、常に非破壊的です。 Flash には、破壊的な描画モードと非破壊的な描画モードの両方があります。
Flash で使用するために After Effects のコンテンツを書き出すことができます。 Flash Player でそのまま再生できる SWF ファイルを書き出すことも、別の Flash プロジェクトの一部として使用するファイルを書き出すこともできます。 After Effects のコンテンツを SWF 形式で書き出すと、そのコンテンツは SWF ファイルで分割・統合あるいはラスタライズされます。
Flash には、After Effects や Adobe® Illustrator® では表現できない、様々な描画ができる独自のベクトルアートツールがあります。 SWF ファイルを After Effects に読み込み、他のビデオと合成したり、クリエイティブなエフェクトを使用してビデオとしてレンダリングしたりできます。 After Effects に SWF ファイルを読み込む場合は、その内部キーフレームが保持されるので、他のエフェクトのタイミングを設定するために引き続き使用することができます。
After Effects では、SWF ファイル読み込みの連続ラスタライズ機能により、SWF ファイルのコンテンツをアルファチャンネルを保持しながら分割・統合されたアートとして読み込むことができます。 ラスタライズは連続的に行われるので、SWF ファイル内の拡大・縮小されたベクトルアートは、After Effects でもスムーズに拡大・縮小されます。 この機能により、SWF ファイルのルートレイヤーやオブジェクトを、After Effects 内でスムーズにレンダリングされる要素として使用できるので、各ツールの機能を十分に使用することができます。