After Effects CS3

タイムワープエフェクト

「タイムワープ」エフェクトを使用すると、レイヤーの再生速度の変更時に、補間法、モーションブラー、ソースのクロップなどの様々なパラメータを細かく制御することにより、望ましくない処理結果を削除することができます。「タイムワープ」エフェクトは、タイムラインパネルのフレームブレンドスイッチとは独立して機能します。
注意: インターレースされたフッテージのフィールドでは機能しません。インターレースされたフッテージアイテムのあるレイヤーをソースにして、このエフェクトを適用する場合は、コンポジションの設定でフレームレートを 2 倍にします。最終出力をレンダリングするときに、レンダーキューパネルで、出力の種類に適したフレームレートに設定してください。

このエフェクトは、8 bpc および 16 bpc カラーで使用できます。

タイムワープエフェクト

補間方法のオプション

フレームの補間方法を指定します。

全フレーム
最後に表示されるフレームを複製します。

フレームミックス
既存のフレームを補間して新しいフレームを作成します。

ピクセルモーション
前後のフレームからピクセルの移動量を分析し、モーションベクトルを作成することによって、新しいフレームを作成します。

時間調整の方法コントロール

パーセントで時間を調整するには、「速度」を選択します。どのフレームをどの時間に再生するかを指定するには、「ソースフレーム」を選択します。このオプションを選択した場合は、1 フレームに固定しない限り、「ソースフレーム」プロパティをアニメートする必要があります。

補間方法をピクセルモーションに指定した場合の調整コントロール

ベクトルの描画数
補間中に作成するモーションベクトルの数。ベクトルが多いほど、レンダリングに時間がかかります。値が 100 の場合、1 ピクセル あたり 1 つのベクトルが作成されます。すばやいモーションの場合は、ベクトルの描画数を少なくした方がきれいに見えます。

スムージング
イメージの鮮明さを調節します。
1 つのイメージから作成
最終的な出力を、最も近接する 1 つのフレーム(2 つではなく)から生成します。イメージは鮮明になりますが、動きが不自然になります。

輝度を調整
モーションを計算する前に、フレームの輝度を平均化します。

フィルタ
補間したイメージを作成するときのフィルタの質。「最大」にすると、レンダリングにかかる時間がかなり長くなります。このオプションは、最終的なイメージの鮮明さだけに影響します。そのため、最終出力でない場合は、「標準」を選択してください。

精度のしきい値
あるフレームと次のフレームのピクセルを照合する精度を指定します。この値が高いほどモーションベクトルが少なく、滑らかに補間されます。
注意: イメージのエッジに切れ目がある場合は、精度のしきい値を上げてみてください。イメージのざらつきが目立つ場合は、精度のしきい値を下げてみてください。粒子のわずかなモーションが無視されます。

ブロックサイズ
ベクトルの計算に使用するブロックのサイズを調整します。

比率
イメージを分析するときに使用する赤、緑、青のチャンネルの比率。例えば、赤と緑の比率をゼロにすると、青チャンネルのモーションだけが分析されます。

モーションブラーコントロール

シャッター角度
モーションブラーの強度を指定します。シャッター角度は、シャッターの回転による露出をシミュレートし、度数で指定します。シミュレートされる露出時間は、フレームレートと 360°をかけた値で、シャッター角度を割ったものになります。例えば、シャッター角度を 90°にした場合は、90°÷(360°×24fps)、すなわち 1 フレームあたり 1/96 秒 になります。

シャッターサンプル数
モーションブラーの画質を制御します。値が大きいほど、モーションブラーがスムーズになります。

マット、ワープ、クロップのコントロール

マットレイヤー
イメージの前景と背景を決めるレイヤー。マットレイヤーの白い部分は前景を、黒い部分は背景を表します。グレーの部分はトーンの強弱によって前景になったり背景になったりします。

マットチャンネル
マットとして使用するチャンネル。

ワープレイヤー
選択したレイヤーのモーションベクトルを適用することにより、エフェクトレイヤーをワープします。

表示
レイヤー上の、タイムリマップの対象となる部分を制御します。

ソースのクロップ
イメージに不要なピクセルがある場合や、エッジに不具合がある場合に、イメージの境界を指定します。境界のピクセルで、レイヤーのエッジの外側を埋めます。