After Effects CS3

スクリプトを使用する

スクリプトは、一連の操作を実行するようアプリケーションに命令する一連のコマンドです。ほとんどのアドビ製アプリケーションでは、繰り返し作業の自動化や複雑な計算を行ったり、グラフィカルユーザインタフェイスからはアクセスできない機能にアクセスするのにスクリプトを使用できます。例えば、コンポジション内のレイヤーの並べ替え、テキストレイヤー内のテキストの検索と置換、レンダリングが完了したことを通知する電子メールの送信などを行うことができます。

After Effects スクリプトには、ActionScript と類似の JavaScript の拡張言語である Adobe ExtendScript が使用されます。ExtendScript ファイルのファイル拡張子は .jsx です。

After Effects を起動すると、Scripts フォルダが検索され、スクリプトが読み込まれます。読み込まれたスクリプトを使用するには、ファイル/スクリプトを選択します。After Effects を実行中にスクリプトを編集した場合は、変更内容を保存して変更を適用する必要があります。After Effects を実行中にスクリプトを Scripts フォルダに入れた場合、そのスクリプトをスクリプトメニューに表示するには After Effects を再起動する必要があります。ただし、「スクリプトファイルを実行」コマンドを使用して新しいスクリプトをすぐに実行することは可能です。

After Effects には、一般的な作業の実行を支援し、独自のスクリプトのテンプレートとして使用できる、あらかじめ記述されたスクリプトがいくつか用意されています。

スクリプトを使用することによりどのような作業を実行できるかを確認するには、サンプルのスクリプト、DemoPalette.jsx を実行してください。例えば、レイヤーの順番を反転するためのスクリプトを使用すると、タイムラインパネルのレイヤーの順番が自動的に逆になり、レイヤーを手動で並べ替える手間が省けます。

ExtendScript Toolkit に含まれているスクリプトエディタを使用して、After Effects で使用するための独自のスクリプトを記述できます。ExtendScript Toolkit は、独自のスクリプトを作成、デバッグおよびテストするためのインタフェイスを備えています。

注意: After Effects 6.5 や、それ以前のバージョンで作成したスクリプトでは、インデックスを使用してプロパティにアクセスするため、After Effects 7.0 以降では期待どおりに動作しない可能性があります。この問題を解決するには、エクスプレッションが名前を使用してプロパティにアクセスするように、スクリプトを修正します。

初期設定では、スクリプトによるファイルへの書き込みや、ネットワーク上での通信の送受信は行えません。スクリプトによるファイルへの書き込みやネットワーク上での通信を許可するには、編集/環境設定/一般設定(Windows)または After Effects/環境設定/一般設定(Macintosh)を選択し、「スクリプトによるファイルへの書き込みとネットワークへのアクセスを許可」オプションを選択します。

  • 読み込まれたスクリプトを実行するには、ファイル/スクリプト/[スクリプト名]を選択します。
  • 読み込まれていないスクリプトを実行するには、ファイル/スクリプト/スクリプトファイルを実行を選択し、スクリプトを選択して「開く」をクリックします。
  • スクリプトエディタを起動するには、ファイル/スクリプト/スクリプトエディタを開くを選択します。

After Effects で使用できるスクリプト機能についての詳細は、アドビ システムズ社の Web サイト(www.adobe.com/go/learn_ae_indepth_jp)にある『After Effects スクリプティングガイド』を参照してください。

スクリプトやその他の役に立つツールを他の After Effects ユーザーと共有するには、アドビ システムズ社の Web サイト(www.adobe.com/go/learn_ae_exchange_jp)にある After Effects Exchange セクションを参照してください。