After Effects CS3

OpenGL でレンダリングする

OpenGL は、ハイパフォーマンスな 2D および 3D グラフィックの処理機能を様々なアプリケーションに提供する標準ライブラリです。After Effects で OpenGL を使用すれば、レンダリングを CPU から OpenGL ハードウェア (GPU) に移動することにより、プレビューや最終出力で高速・高画質のレンダリングが可能になります。

After Effects で OpenGL を使用するには、シェーダと NPOT(Non Power of Two)テクスチャをサポートする OpenGL 2.0 対応の OpenGL カードが必要です。

注意: PowerPC プロセッサ搭載の Macintosh コンピュータで After Effects を使用する場合は、OpenGL 1.5 がサポートする機能に限定されます。

After Effects でサポートされる機能は、OpenGL ハードウェアによって異なります。詳しくはハードウェアの製造元にお問い合わせください。After Effects を起動するときに、使用している OpenGL カードがサポート要件を満たしているかどうかが検証され、その結果に応じて OpenGL が有効または無効になります。

特定の OpenGL ハードウェアに関する情報は、アドビ システムズ社の Web サイトの After Effects のセクション(www.adobe.com/go/learn_ae_openglsupport_jp)を参照してください。

After Effects では、OpenGL により次の機能がサポートされています。

  • シャドウ(ポイントライトシャドウを除く。カラーシャドウはグレーで表示)

  • ライト(最大 8 つ)

  • マスク

  • アルファチャンネル

  • トラックマット

  • 交差レイヤー

  • 2D レイヤーと 3D レイヤーのトランスフォーム

  • GPU 対応エフェクト:アルファレベル、ベベルアルファ、ブラー(ボックス)、輝度&コントラスト、ブラー(チャンネル)、カラーバランス、カラーバランス(HLS)、トーンカーブ、ブラー(方向)、ドロップシャドウ、ブラー(滑らか)、輪郭検出、ブラー(ガウス)、色相/彩度、反転、ノイズ、ブラー(放射状)、カラーカーブ、シャープ、色合いなど。

  • すべての描画モード(ディザ合成およびダイナミックディザ合成を除く)

  • 3D レイヤーの金属プロパティ設定

  • ライトレイヤーの円錐ぼかし設定

  • 2D モーションブラー

  • 調整レイヤー

  • アンチエイリアス

重要: ネットワークレンダリング環境で OpenGL レンダリングを有効にする際には注意が必要です。ネットワーク内の複数の OpenGL カードで異なる機能がサポートされている場合は、問題が発生する可能性があります。

ある機能が OpenGL でサポートされていない場合は、その機能を使わずにレンダリングされます。例えば、OpenGL ハードウェアでサポートされていないシャドウがレイヤーに含まれている場合は、シャドウを含めずにレンダリングされます。

  • 最終出力のレンダリングで OpenGL を有効にするには、レンダーキューパネルの「レンダリング設定」の横に表示される下線付きテキストをクリックし、「OpenGL レンダラーを使用」を選択します。
  • プレビューのレンダリングで OpenGL を有効にするには、編集/環境設定/プレビュー(Windows)または After Effects/環境設定/プレビュー(Macintosh)を選択し、「OpenGL 使用可能」を選択します。
  • OpenGL カードでどの機能がサポートされているかを確認するには、編集/環境設定/プレビュー(Windows)または After Effects/環境設定/プレビュー(Macintosh)を選択し、「OpenGL 情報」ボタンをクリックします。
  • テクスチャメモリの量を変更するには、編集/環境設定/プレビュー(Windows)または After Effects/環境設定/プレビュー(Macintosh)を選択して「OpenGL 情報」ボタンをクリックし、「テクスチャメモリ」に、ビデオカードのビデオ RAM(VRAM)の 80%以下の値を入力します。
    注意: Macintosh では、ディスプレイカードが使用可能なテクスチャメモリの合計容量が OpenGL 情報パネルに表示されますが、Windows では表示されません。