After Effects CS3

レンダリング設定を指定する

レンダリング設定はレンダーアイテムごとに適用されます。レンダリング設定によって、各レンダーアイテムでのコンポジションのレンダリング方法が決まります。初期設定では、そのレンダーアイテムに対応するコンポジションの現在のプロジェクト設定、コンポジション設定およびスイッチ設定に基づいて決まりますが、一部のレンダリング設定はレンダーアイテムごとに変更することができます。

レンダリング設定は、レンダーアイテムのルートコンポジションおよびネスト化されているすべてのコンポジションに適用されます。

重要: レンダリング設定は、関連付けられているレンダーアイテムの出力にのみ影響します。コンポジション自体には影響しません。
三角形をクリックしてレンダリング設定メニューを開くか、下線付きテキストをクリックしてレンダリング設定ダイアログボックスを開きます。

レンダリング設定を変更する

  • レンダーアイテムのレンダリング設定を変更するには、レンダーキューパネルの「レンダリング設定」の横に下線付きで表示されているレンダリング設定テンプレート名をクリックし、レンダリング設定ダイアログボックスで設定を変更します。
  • 選択したレンダーアイテムにレンダリング設定テンプレートを適用するには、レンダーキューパネルの「レンダリング設定」の横にある三角形をクリックし、メニューからテンプレートを選択します。カスタムのレンダリング設定テンプレートか、あらかじめ用意されているレンダリング設定テンプレートの中から、テンプレートを選択できます。
    最良設定
    主に最終出力のレンダリングに使用します。

    ドラフト設定
    モーションの確認やテストに適しています。

    DV 設定
    最良設定とほぼ同じですが、フィールドレンダリングが使用でき、「偶数フィールドから」に設定されています。

    マルチマシン設定
    最良設定とほぼ同じですが、「オーバーフロー」がオフに設定されています。

    注意: レンダーアイテムを作成すると、初期設定のレンダリング設定テンプレートが割り当てられます。初期設定のレンダリング設定テンプレートを変更するには、Ctrl キー(Windows)または Command キー(Macintosh)を押しながらメニューからテンプレートを選択します。

レンダリング設定テンプレートを作成、編集、管理する

レンダリング設定テンプレートダイアログボックスでは、以下の作業を行うことができます。レンダリング設定テンプレートダイアログボックスを開くには、編集/テンプレート/レンダリング設定を選択するか、レンダーキューパネルで「レンダリング設定」の横にある三角形をクリックし、「テンプレートを作成」を選択します。

  • 新しいレンダリング設定テンプレートを作成するには、「新規」をクリックし、レンダリング設定を指定して「OK」をクリックします。新しいテンプレート名を入力します。
  • 既存のレンダリング設定テンプレートを編集するには、設定名ポップアップメニューからテンプレートを選択し、「編集」をクリックしてレンダリング設定を指定します。
    注意: 既存のテンプレートを変更しても、既にレンダーキューパネルに追加されているレンダーアイテムには反映されません。
  • ムービー、個々のフレーム、プリレンダリングしたムービーまたはプロキシのレンダリング時に使用する初期設定のレンダリング設定テンプレートを指定するには、レンダリング設定テンプレートダイアログボックスの「初期設定」セクションのメニューからテンプレートを選択します。
  • 現在読み込まれているすべてのレンダリング設定テンプレートをファイルに保存するには、「すべてを保存」をクリックします。
  • 保存されているレンダリング設定テンプレートファイルを読み込むには、「読み込み」をクリックし、レンダリング設定テンプレートファイルを選択して「開く」をクリックします。

レンダリング設定

これらの各設定は、コンポジション設定、プロジェクト設定、レイヤースイッチの設定より優先されます。

画質
すべてのレイヤーに適用されます(レイヤーの画質を参照)。

解像度
レンダリングするコンポジションの解像度を、元のコンポジションのサイズを基準として指定します(解像度を参照)。
注意: 低解像度でレンダリングする場合は、「画質」オプションを「ドラフト」に設定してください。低解像度のときに再高画質でレンダリングしても、鮮明なイメージを作成できないだけでなく、ドラフト画質でのレンダリングより時間がかかります。

ディスクキャッシュ
レンダリング中にディスクキャッシュ環境設定を使用するかどうかを指定します。「読み取り専用」を選択すると、レンダリング時に新規フレームがディスクキャッシュに書き込まれません。「現在の設定」(初期設定)を選択すると、メモリ&キャッシュ環境設定で定義したディスクキャッシュ設定が使用されます(メモリ、ディスクおよびパフォーマンスを参照)。

OpenGL レンダラーを使用
レンダリング時に OpenGL を使用するかどうかを指定します(OpenGL でレンダリングするを参照)。

プロキシを使用
レンダリング時にプロキシを使用するかどうかを指定します。「現在の設定」を選択すると、各フッテージアイテムの設定が使用されます(プレースホルダとプロキシを使用するを参照)。

エフェクト
「現在の設定」(初期設定)を選択すると、エフェクトスイッチ の現在の設定が使用されます。「すべてオン」を選択すると、適用されているすべてのエフェクトがレンダリングされます。「すべてオフ」を選択すると、エフェクトはレンダリングされません。

ソロスイッチ
「現在の設定」(初期設定)を選択すると、各レイヤーのソロスイッチ の現在の設定が使用されます。「すべてオフ」を選択すると、すべてのソロスイッチをオフとみなしてレンダリングされます(レイヤーをソロ処理するを参照)。

ガイドレイヤー
「現在の設定」を選択すると、最上位のコンポジションのガイドレイヤーがレンダリングされます。「すべてオフ」(初期設定)を選択すると、ガイドレイヤーはレンダリングされません。ネスト化されたコンポジションのガイドレイヤーは常にレンダリングされません(ガイドレイヤーを使用するを参照)。

カラー深度
「現在の設定」(初期設定)を選択すると、プロジェクトのビット深度が使用されます(色深度の設定を参照)。

フレームブレンド
「チェックしたレイヤーをオン」を選択すると、コンポジションの「フレームブレンド使用可能」の設定に関係なく、フレームブレンドスイッチ が設定されているレイヤーでのみ、フレームブレンドがレンダリングされます(レイヤーにフレームブレンドを適用するを参照)。

フィールドレンダリング
レンダリングするコンポジションで使用するフィールドレンダリング方法を指定します。フィルム用またはコンピュータ画面表示用にレンダリングする場合は、「オフ」を選択します(ビデオフィールドを分割するを参照)。

3:2 プルダウン
3:2 プルダウンのフェーズを指定します(3:2 プルダウンを導入するを参照)。

モーションブラー
「現在の設定」を選択すると、レイヤーのモーションブラースイッチ とコンポジションのモーションブラー使用可能スイッチの現在の設定が使用されます。「チェックしたレイヤーをオン」を選択すると、コンポジションのモーションブラー使用可能スイッチの設定に関係なく、モーションブラースイッチが設定されているレイヤーでのみ、モーションブラーがレンダリングされます。「すべてのレイヤー解除」を選択すると、レイヤースイッチやコンポジションスイッチの設定に関係なく、すべてのレイヤーがモーションブラーなしでレンダリングされます(モーションブラーを使用するを参照)。

周期
コンポジションをレンダリングする範囲を指定します。コンポジション全体をレンダリングするには、「コンポジションの長さ」を選択します。ワークエリアマーカーで示されている部分だけをレンダリングするには、「ワークエリアのみ」を選択します。レンダリングする範囲を指定するには、「カスタム」を選択します(ワークエリアを設定するを参照)。

フレームレート
ムービーのレンダリング時に使用するサンプリングフレームレートを指定します。「コンポのフレームレートを使用」を選択して、コンポジション設定ダイアログボックスで指定したフレームレートを使用するか、「次のフレームレートを使用」を選択して別のフレームレートを指定します。コンポジションの実際のフレームレートは変更されません。エンコードされた最終的なムービーのフレームレートは、出力モジュールの設定によって決まります(フレームレートを変更するを参照)。

オーバーフローを使用
最初に割り当てたディスクがオーバーフロー状態になった場合に、レンダリングを続行するかどうかを決定します。このオプションを選択しないと、最初に割り当てたディスクがフルになった時点でレンダリングが停止します(オーバーフローディスクとセグメントの設定を参照)。

既存ファイルをスキップ
レンダリング済みのフレームに時間を費やすことなく、シーケンスファイルの一部を再レンダリングすることができます。ファイルのシーケンスをレンダリングする場合、After Effects は、現在のシーケンスの一部であるファイルを検索し、見つからないフレームを特定して、見つからなかったフレームのみをレンダリングして、それをシーケンス内の適切な位置に挿入します。このオプションを使用して、複数のコンピュータ上で 1 つの静止画シーケンスをレンダリングすることもできます(詳細は、複数のコンピュータを使用して静止画シーケンスをレンダリングするを参照)。
注意: 現在の静止画シーケンスは、既存の静止画シーケンスと名前が同じで、開始フレーム番号、フレームレートおよび周期も一致している必要があります。また、以前レンダリングしたフレームが保存されているフォルダにレンダリングする必要があります。