After Effects CS3

ビデオフィールドを分割する

インターレースフッテージやフィールドレンダリングフッテージ(NTSC ビデオなど)を After Effects プロジェクトで使用する場合は、フッテージを読み込むときにビデオフィールドを分割すると最良の結果が得られます。After Effects では、各フィールドから完全なフレームを作成することによって、ビデオフィールドが分割されます。このとき、元のフッテージのイメージデータはすべて保持されます。

フィールドの分割は、フッテージに大幅な変更を加える場合に特に重要です。インターレースビデオを拡大/縮小、回転したり、またはエフェクトを適用すると、フィールドが交差するなどの不具合が生じることがよくあります。After Effects では、フィールドを分割することによって、最高画質を保ちながら、ビデオ内の 2 つのインターレースフレームをノンインターレースフレームに正確に変換できます。ノンインターレースフレームを使用すると、一貫した高品質で編集やエフェクトの適用ができます。

After Effectsは、1 つのインターレースフィールドを 2 つの独立したフレームに分割して、フィールド分割されたフッテージを作成します。新しいフレームにはそれぞれ元のフレームの半分の情報しか含まれないので、ドラフト画質で表示した場合に、他のフレームより解像度が低く見える場合があります。最終コンポジションをレンダリングすると、ビデオテープ用の高画質なインターレースフレームが再作成されます。最高画質でムービーをレンダリングすると、フィールドの走査線間が補間されて最高画質になります。

出力にインターレース処理を行わない場合は、ノンインターレースのソースフッテージを使って、フィールド分割の必要を回避するのが最善の策です。ノンインターレースのソースフッテージを利用できない場合は、インターレースされたフッテージでも十分代わりになります。

フィールド分割されたフッテージを含むコンポジションをレンダリングするときは、フィールドレンダリングオプションを使用するビデオ機器と同じフィールド順に設定する必要があります。コンポジションのフィールドをレンダリングしない場合、または不適切な設定でフィールドをレンダリングした場合は、最終ムービーがスムーズに再生されなかったり、歪んで表示されたりすることがあります。

ビデオフッテージにすばやくフィルムのような外観を与えるには、フッテージを 2 回読み込み、それぞれのフッテージアイテムを異なるフィールド順で変換します。それからそれぞれに同一のコンポジションを追加し、それらをブレンドします。誤変換されたレイヤーにはフィルムのようなブラーが追加されます。

After Effects は、D1 ビデオフッテージや DV ビデオフッテージのフィールドを自動的に分割します。その他すべての種類のビデオフッテージのフィールドについては、フッテージを変換ダイアログボックスを使って手動で分割できます

  1. プロジェクトパネルでフッテージアイテムを選択します。
  2. ファイル/フッテージを変換/メインを選択します。
  3. フィールドを分割ポップアップメニューのオプションを選択します。
  4. 「エッジを保持(最高画質のみ)」を選択して、イメージが最高画質でレンダリングされるときの静止部分の画質を高くします。「OK」をクリックします。
    注意: フッテージを変換ダイアログボックスのフィールド設定の入力フッテージおよびレンダリング設定ダイアログボックスのフィールド設定の出力装置が適切に設定されている場合は、コンポジション内でフィールド順が異なるフッテージアイテムをミックスすることができます。ただし、いずれかの設定が不適切な場合は、フレーム順は正しくなりますがフィールド順が反転されるので、結果的にイメージが不自然で不適切なものになる場合があります。