After Effects CS3

速度グラフを使用した作業

モーションパスのシェイプの設定またはプロパティのキーフレームの作成後に、速度を調整することができます。速度グラフを使用すると、値の変化率を調整できます。

例えば、レイヤーのモーションを変更して、キーフレームの直前で遅くなり、キーフレームの直後で速くなるようにしたり、ある距離だけ速く移動し、その後スムーズに遅くなるようにしたりできます。速度グラフの傾きを調整して、キーフレーム間の値変化の速さを制御できます。
注意: 値グラフと同じように、速度グラフには X 値、Y 値、Z 値(3D のみ)が異なる色で表示されます。X 値は赤、Y 値は緑、Z 値は青で表示されます。
キーフレームに近づくときと離れるときの値を一緒に制御したり、それぞれの値を個別に制御したりできます。入ってくるときのハンドルは、上にドラッグすると速度が上がり、下にドラッグすると下がります。出ていくときのハンドルは、次のキーフレームに同じような影響を与えます。ハンドルを左または右にドラッグして、速度の影響を制御することもできます。
速度グラフの方向ハンドル

A.
入ってくるときの方向ハンドル

B.
速度制御

C.
出ていくときの方向ハンドル

注意: ハンドルが複数のキーフレームに影響を与えるようにする場合は、ロービングキーフレームを使用します。

速度グラフで変化率を調整する

  1. タイムラインパネルで、調整するキーフレームのアウトラインを開きます。
  2. グラフエディタボタンをクリックし、グラフの種類とオプションを選択ボタン で「速度グラフを編集」を選択します。
  3. 選択ツールを使用して、調整するキーフレームをクリックします。
  4. (オプション)次のいずれかの操作を行います。
    • 入ってくるときと出ていくときの方向ハンドルを分割するには、Alt キー(Windows)または Option キー(Macintosh)を押しながら、方向ハンドルをドラッグします。

    • 方向ハンドルを結合するには、Alt キー(Windows)または Option キー(Macintosh)を押しながら、分割された方向ハンドルを上または下にドラッグしてもう一方のハンドルに合わせます。

  5. 次のいずれかの操作を行います。
    • 結合されている方向ハンドルの付いたキーフレームを上にドラッグすると、キーフレームに入るときと出るときに加速し、下にドラッグすると入るときと出るときに減速します。

    • 分割された方向ハンドルを上にドラッグすると、キーフレームに入るときと出るときに加速し、下にドラッグすると入るときと出るときに減速します。

    • キーフレームへの影響を大きくするには、方向ハンドルをキーフレームの中央から離すようにドラッグし、キーフレームへの影響を小さくするには、方向ハンドルをキーフレームの中央に向かってドラッグします。

    注意: グラフの高さを自動ズーム をオンにした状態でグラフエディタの一番上または一番下を越えて方向ハンドルをドラッグすると、初期設定では、グラフの外側にはみ出した部分に基づいて新しい最小値または最大値が計算され、レイヤープロパティに指定したすべての値がグラフ内に表示されるようにグラフが再描画されます。

バウンスまたはピークの作成

方向ハンドルを使用して、ボールがバウンドするときに見られるような加速状態をシミュレートできます。この種類のエフェクトを作成すると、速度グラフは急激に上昇してピークに到達するようなグラフになります。

  1. タイムラインパネルで、調整するキーフレームのアウトラインを開きます。
  2. グラフエディタボタンをクリックし、そのプロパティの速度グラフを表示します。
  3. ピークを作成するキーフレームの補間法が連続ベジェまたはベジェに設定されていることを確認します。
  4. 調整する(結合した方向ハンドルが付いている)キーフレームをグラフの最上部近くまでドラッグします。
  5. キーフレームの両端にある方向ハンドルのいずれか一方を中心に向かってドラッグします。
    方向ハンドルをドラッグしてピークを作成します。

変化を徐々に開始または停止する

方向ハンドルを使用すると、ボートが減速して停止し再び動き出すときのような、ゆるやかな開始動作と停止動作を表現することができます。このテクニックを使用すると、速度グラフはスムーズな U 字型になります。

  1. タイムラインパネルで、調整するキーフレームのアウトラインを開きます。
  2. グラフエディタボタンをクリックし、そのプロパティの速度グラフを表示します。
  3. 調整するキーフレームの補間法が連続ベジェまたはベジェに設定されていることを確認します。
  4. 調整するキーフレームで、方向ハンドルをグラフの最下部近くまでドラッグします。
  5. キーフレームの両端にある方向ハンドルのいずれか一方を中心に向かってドラッグします。
    方向ハンドルをドラッグしてゆるやかな変化を作成します。

隣接するキーフレームへの方向ハンドルの影響の調整

加減速のレベル制御だけでなく、キーフレームの影響を隣り合うキーフレームを基準にして外向きまたは内向きに拡大することもできます。影響の度合いによって、速度グラフがキーフレームに設定された値に到達するまでの速さが決まるので、グラフの形状をさらに細かく制御することができます。方向ハンドルを隣接するキーフレームに向かってドラッグすると、キーフレーム値の隣接するキーフレームへの影響が大きくなり、ハンドルが付いたキーフレームの中心に向かってドラッグすると、隣接するキーフレームへの影響が小さくなります。

  1. タイムラインパネルで、調整するキーフレームのアウトラインを開きます。
  2. グラフエディタボタンをクリックし、そのプロパティの速度グラフを表示します。
  3. 選択ツールを使用して、キーフレームをクリックし、方向ハンドルを左または右へドラッグします。