タイムリマップと呼ばれるプロセスを使用して、レイヤーのデュレーションの一部の拡大、圧縮、逆方向再生または停止を行うことができます。例えば、歩いている人のフッテージを使用する場合は、前に歩いている人のフッテージを再生し、いくつかのフレームを逆方向に再生して人の動きを戻してから正方向に再生して再び前に歩く動作を表示できます。


オーディオとビデオを含むレイヤーにタイムリマップを適用すると、オーディオとビデオの同期が保持されます。オーディオファイルをリマップして、ピッチを徐々に増減したり、オーディオを逆方向に再生したり、震音やスクラッチサウンドを作成したりすることもできます。静止画レイヤーはリマップできません。
タイムリマップは、レイヤーパネルまたはグラフエディタで実行できます。一方のパネルでビデオをリマップすると、両方のパネルに結果が表示されます。各パネルでは、以下のようにレイヤーのデュレーションを異なる形式で表示します。
レイヤーパネルには、変更するフレームの視覚的な参照とフレーム番号が表示されます。パネルには現在の時間インジケータとタイムリマップマーカーが表示され、これらのマーカーを移動して現在の時刻に再生するフレームを選択します。

グラフエディタでは、キーフレームと、他のレイヤープロパティで表示されるようなグラフで変化をマークして、時間の経過に応じて指定された変化を表示します。
グラフエディタでタイムリマップを実行するときは、タイムリマップグラフに表示される以下の値を使用して、ムービーのどのフレームをどの時点で再生するかを判断し、制御します。タイムリマップキーフレームごとに関連付けられている時間の値があり、レイヤーの特定のフレームに対応しています。この値は、タイムリマップグラフで垂直方向に表示されます。レイヤーでタイムリマップを有効にすると、レイヤーの開始ポイントと終了ポイントにタイムリマップキーフレームが追加されます。このようにして追加された最初のタイムリマップキーフレームには、タイムライン上の水平位置と等しい時間の値が垂直方向に表示されます。
タイムリマップキーフレームを追加することによって、複雑なモーション結果を作成できます。タイムリマップキーフレームを追加するたびに、別のポイントを作成し、再生速度やデュレーションを変更することができます。キーフレームを値グラフで上下に移動して、現在の時刻に再生するように設定するビデオのフレームを調整します。次に中間のフレームが補間され、そのポイントから次のタイムリマップキーフレームに、フッテージが正方向または逆方向に再生されます。値グラフは、左から右へ進み、右上がりの場合は正方向、右下がりの場合は逆方向に再生されることを示します。グラフの上下する量は、再生速度に対応しています。

同様に、「タイムリマップ」プロパティ名の隣に表示される値は、現在の時間に再生するフレームを示します。値グラフのマーカーを上下にドラッグすると、それに応じて値が変わり、必要に応じてタイムリマップキーフレームが設定されます。この値をクリックして新しい値を入力できます。または、クリックしてドラッグすると値を調整できます。
タイムリマップを行うとレイヤーの一部が元のレートで再生されなくなるので、ソースフッテージの元のデュレーションは無効になる場合があります。必要に応じて、レイヤーの新しいデュレーションを設定してから、タイムリマップを実行してください。
他のレイヤープロパティでも同様に、値グラフまたは速度グラフとして、タイムリマップグラフの値を表示できます。